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CloudFlareが無料VPNサービス提供を開始、ただし待ち人数24万人以上。。

CDNサービスで有名なCloudFlareが、無料で安全なDNSということで「1.1.1.1」というサービスを以前始めていましたが、今回「Warp」という安全とされる暗号化VPNサービスを開始することを発表しました。

現在「1.1.1.1」アプリをアップデートすると、Warpに申し込むかどうかを聞かれます。そして私が今日申し込んだところ、既に24万人以上がウェイティングリストに入っていることがわかりました。CloudFlareは現在待っている人が全員Warpを使えるようになるには、2018年7月末頃としていますが、確実な見通しが立っているかどうかはわかりません。

CloudFlareはこのWarp利用者向けに今後Warp+という有料版を案内する予定で、そこで収益化を目指すほか、CloudFlare自体は冒頭にも書いたとおりCDNサービスで有名なため、そこで知名度が上がればCDNサービスの利用者も増えると考えているようです。DNSの1.1.1.1は現在アプリでもありますが、特にアプリを入れなくても、DNS設定で1.1.1.1にすれば、自動的に暗号化してくれるDNSが使えることになり、現在Google Public DNS(8.8.8.8,8.8.9.9)に続くシェアがあるということです。

なお、CloudFlareのCDNサービスも無料で使用でき、私も以前このブログでCloudFlareを使っていたことがあるのですが、Cloud Flareの無料CDNではいまいち更新が反映されなかったり、表示が乱れたりしたため、使用を中止したことがあります。CDNサービスとはContents Delivery Networkの略で、Webサイトやブログなどのコンテンツを負荷分散しつつ提供できるツールで、訪問者数が多いサイトなどでは常用しているものです。大企業でアクセスが多いところはほぼ例外なくCDNを採用しているといっても過言ではないでしょう。

ところでWarpはVPNといっても、やりとりするパケットを暗号化するだけで接続場所を偽装するものではないということで、当方が提供しているような、中国などのネット規制回避のためのツールとしては使えない可能性が高いです。私としても、順番が来たら中国から試してみたいと思います。有料版のWarp+では、もしかしたら特定の国のサーバを選んだり、空いているサーバを選んだりすることができるようになるのかもしれません。

ちなみに、CloudFlareの1.1.1.1は昨年4月1日に発表され、一時期はエイプリルフールではないかと騒がれましたが、1.1.1.1のアドレスにちなんで11月11日にリリースされました。そしてWarpが今年の米国の4月1日に発表された、というわけです。これも社風なんでしょうか。

1.1.1.1のダウンロード方法はこちらです。

Mac/Windows PCでは、DNSの設定を1.1.1.1に変更すればOKです。

記事は以上です。

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