Appleは日本時間昨日2023年4月8日未明、iPhone向けの最新OS(システムソフトウェア)【iOS 16.4.1】及びiPad向けの【iPadOS 16.4.1】の提供を開始しました。このiOS 16.3.1は2023年3月28日にリリースされたiOS 16.4.0から約10日ほどでリリースされました。今回は小数点2桁アップデートで、重要なバグの修正とセキュリティアップデートがメインとなっていますが、10日ほどでリリースされたということは緊急アップデートに近い扱いとなります。記事更新時点でまだセキュリティアップデートの内容が公開されていないのですが、恐らくかなり重要なセキュリティアップデート(ゼロデイ脆弱性の修復?)があったのでしょうね。
AppleはiOS 16.4.1/iPadOS 16.4.1と同時に、Mac用の最新OS【macOS Ventura 13.3.1】もリリースしています。更にAppleTV用のOS【tvOS 16.4.1】もリリースされていますが、いつも同時にアップデートされるApple Watch用OSのwatchOSはアップデートされていません。土曜日にリリースされたのは珍しいこともあり、今回は変則アップデートということになりそうです。
iOS 16.4.1 アップデート内容
iOS 16.4.1アップデートの変更点について、Appleはリリースノートで以下のように記述しています。
このアップデートには以下のiPhone用の重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれます:
- 押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題
- Siriが応答しないことがある問題
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
小数点2桁アップデートなので、基本的に重要なバグ修正とセキュリティアップデートのみとなっています。Siriが応答しないのは問題でしたね。。その状況になったことはないですが。
iPadOS 16.4.1アップデート内容
iPadOS 16.4.1アップデートの変更点について、Appleはリリースノートで以下のように記述しています。
このアップデートには以下のiPad用の重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれます:
- 押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題
- Siriが応答しないことがある問題
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
iPadOS 16.4.1とiOS 16.4.1のアップデート内容は、リリースノートを見る限り違いが全くありません。
macOS Ventura 13.3.1 アップデート内容
同時にリリースされたmacOS 13.3.1 Venturaアップデートの変更点について、Appleはリリースノートで以下のように記述しています。
macOS Ventura 13.3.1には、以下のMac用の重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれます:
•押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題
•Apple Watchを使用したMacの自動ロック解除が機能しないことがある問題
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
macOS 13.3.1のアップデート内容も、やはりバグ修正とセキュリティアップデートになっていて、スキントーンの選択肢が現れない問題の修正は他と同じですが、Apple Watchを使用したMacの自動ロック解除が機能しないことがある問題は重大な問題なので修正されてよかったですね。これはIntelのMacBook Proをクラムシェルで利用していたときに、Magic KeyboardのTouch IDがIntel Macには対応しておらずMシリーズチップ搭載機のみ対応だったため、Apple Watchでの自動ロック解除は重宝していましたが、時々効かないことがあったんですよね。現在はM2 ProのMac miniに乗り換えているので、あまり関係ありませんが。。
最新ハードウェアiPhone 14シリーズ用を含む、iOS/iPadOS 16.4.1等のオリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
最新の【iPhone 14/iPhone 14 Plus/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Max】用も含め、iOS/iPadOS 16.4.1等のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです(順次アップデート予定)。
基本的にはiOS等AppleのOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけます。
記事は以上です。