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Apple、iOS 13.5.1とiPadOS 13.5.1をリリース。脱獄に使われた致命的な脆弱性を修正

Appleは日本時間本日2020年6月2日未明(午前2時頃)に、iPhone用OS、iOS 13.5.1及びiPad用OS、iPadOS 13.5.1をリリースしました。iOS 13としては通算11個目のバージョンアップです。一つ前のバージョン、iOS/iPadOS 13.5からたったの12日でのリリースとなり、頻繁なアップデートを繰り返してきたiOS/iPad 13のうち、1つ前の13.5は最も短命なバージョンとなりました。

今回のアップデートでは、iOS 13.5対応・全機種対応でリリースされてしまった完全脱獄ツール「Unc0ver」で使用された致命的な脆弱性が修正されており、全てのユーザのアップデートが推奨されています。

iOS 13.5.1 アップデートの内容・修正点、リリースノート

AppleはiOS 13.5.1のアップデートのリリースノートで以下のように記しています。

iOS 13.5.1には重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:

https://support.apple.com/kb/HT201222

iPadOS 13.5.1 アップデートの内容・修正点、リリースノート

AppleはiPadOS 13.5.1のアップデートのリリースノートで以下のように記しています。

iPadOS 13.5.1には重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

一部の機能は地域やAppleデバイスによっては利用できないことがあります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:

https://support.apple.com/kb/HT201222

iOS/iPadOS 13.5.1の主な変更点

冒頭に書いたとおり、今回の最も大きな変更は、致命的な脆弱性の修正にあります。そのためだけにリリースされたセキュリティパッチバージョンです。そのため、アップデートの容量も小さくなっています。

ただセキュリティアップデート(追加アップデート)としてリリースされず、v13.5.1としてバージョンアップしてリリースされたのは、その脆弱性の修正の重大性を強調していると思われます。

アップデートはOTAで可能

iOS 13.5.1やiPadOS 13.5.1へのアップデートは、端末の設定>一般>ソフトウェアアップデート、或いはiTunesから可能です。なお、アップデートパッケージのサイズは小数点2桁アップデートとしても非常に小さいです。

アップデートにかかる時間はデバイスやネットワーク環境などによって変わりますが、アップデート実行中には作業ができなくなるので、できるだけ時間に余裕を持って行いましょう。また、安定したWi-Fiが入るところで充電をしながら行うのが確実です。一番いいのは寝る前にダウンロードして、その後インストール(アップデート)指示をしておくことですね。

他のOSもアップデート

他にも、以下のOSが同様のセキュリティ問題の修正でアップデートされています。

iPhone 11シリーズ/iPhone SE 2用を含む、iOS 13.5.1/iPad 13.5.1オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから

最新の【iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max/iPhone SE 2】用も含め、iOS/iPadOS 13.5のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです(順次アップデート予定)。

基本的にはiOSは最新バージョンにしか復元できないようになっていますが、先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。

記事は以上です。

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