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Apple、urBeats 3 イヤホンの意匠特許を香港で取得

Appleが公式に香港において、”イヤフォン(Earphones)”の意匠特許を取得しました(分類についてはLocarno Classification 14 -01を参照)。今回の意匠特許はAppleの傘下のスピーカー・イヤフォン・ヘッドフォンブランド、Beats by Dr. Dreによる「urBeats3 イヤホン」のデザインに対するものです。

その他のUSPTO(米国特許商標庁)が公開しているような特許申請書と異なり、意匠特許で公開されるのは単なる外観図面のみで、デザインや素材の特徴などの詳細は記されていません。現在確認できるのは、以下のいくつかの図のみとなります。

個人的には、urBeats3 イヤホンのデザインは、他のイヤフォンとの違いを強力に押し出せるほどの特徴はないように見え、何の変哲もない感じがします。詳細が書いていないので、どんなすごい特徴があるのかもよくわかりません。これでよく意匠特許が取れたなというのが正直な感想です。しかしそんな製品でも意匠特許を出願し取得するのはさすがAppleのなせるわざ、といったところでしょうか。

なお、香港は現在中国の一部として、特別行政区という位置づけになっていますが、「一国二制度(一國兩制)」政策によって高度な自治が認められていて、元宗主国だったイギリスの法律がまだ有効です。というわけで、発明・商標・意匠などの特許も中国本土(内地、大陸)とは別管理になっているため、中国本土と香港の両方で特許による保護を受けたい場合は、それぞれ別に申請をしなければなりません。Appleもこれまで多くの特許を中国本土と香港でそれぞれ別に申請してきています。

ちなみに、今回の意匠特許でAppleが記入した出願元の住所は、新しいクパチーノのApple Parkのキャンパスのものとなっています。今後Appleはこちらに切り替えていくのかもしれません(今でもApple Parkは完全には完成していないようですが)。香港での意匠特許登録番号(註冊編號)は1702288.0、申請は2017年11月22日、取得日は2018年5月18日となっています。

今回Appleが香港で意匠特許を取得した「urBeats3 イヤホン」はAmazonでも購入できます。

記事は以上です。

(記事情報元:Patently Apple

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