Appleは2週間前の10月9日に記事更新現在最新のiOS 12.0.1をリリースしました。そして本日未明、Appleは1つ前のバージョン、iOS 12(iOS 12.0)の認証(SHSH発行)をストップしました。これで、現行のiOSデバイスのうち64bitデバイスはiOS 12.0.1以外への復元・アップグレード・ダウングレードができなくなりました。iOS 12.0のSHSH発行はiOS 12.0.1がリリースされた後2週間続いたことになり、比較的長く続いたことになります。
Appleは基本的に、ユーザの最新のiOS以外への復元を許可していません。これは、最新のiOSはセキュリティ的に最も堅牢なため、Appleにとってはユーザが古いiOSのままセキュリティリスクに晒されるのを避けるためですが、もう1つ、脱獄(ジェイルブレイク、Jailbreak)ができないようにするという大きな目的があります。
iOS 12.0.1では、iOS 12(iOS 12.0)に存在した主に新機種のiPhone XS/XS Maxで発生した問題の修正が行われています(充電が始まらない問題や、Wi-Fiの5Gを掴まない問題など)。今後、iOS 12.1がリリースされ、FaceTimeのグループチャットができるようになるといわれていますが、ベータ版ではこれまでたびたび登場して正式版では削除されているため、iOS 12.1で確実に実現するかどうかは今のところ未知数です。
ちなみにMixpanelのデータによると、記事更新時現在のiOS 12の適用率(アップデート率)は63.81%となっています。
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