Adobeが今週、Flash Palyerの最新バージョン24.0.0.221をリリースした。このバージョンではシステムへの攻撃が可能になってしまう重大な脆弱性(セキュリティホール)が修正されている。影響を受けるオペレーティングシステムは、Mac、Windows、Linux、そしてChrome OSだ。
まずはこちらのAdobe公式サイトであなたのMac・PCに入っているAdobe Flash Playerのバージョンを確認しよう。
▼私の場合は最新だった。。Chromeブラウザ経由だったが。
まだバージョン24.0.0.194かそれ以前のバージョンをお使いのMacユーザの方は、今すぐにでも最新のFlashにアップデートすることを推奨する。Flash Player本体をインストールしている人は、アップデートを促されると思われるので、すぐにアップデートすることをお勧めしたい。またGoogle Chromeブラウザを使っている人も自動的に最新バージョン24.0.0.221にアップデートされる。
なお、今回のセキュリティホールはGoogle・Microsoft・Palo Alto NetworksとTrend Microのセキュリティチームによって発見された。
macOS SierraのSafariでは、AppleはデフォルトでFlashプラグインの使用を禁止している。Flashを使っているサイトを訪問すると、SafariはFlashプラグインは既にインストールされているがセキュリティや節電のためにデフォルトでオフにされているという警告が出る。ユーザはそこでプラグインを常にオンにするか、毎回許可を与えた上で使えるようにするか選択することができる。
過去1年の間に、AdobeはFlash Playerのセキュリティアップデートを15回も実施した。もしFlash Playerをインストールしているユーザがいたら、今すぐにでもアップデートすべきだ。
画蛇添足 One more thing…
ヘビーユーザでもない限りMacユーザはFlash Playerそのものを意識してインストールしていないかもしれないが、ブラウザベースで使うことはあるだろう。ただ、ChromeでもデフォルトではFlashを使わない設定になっていて、使う場合は許可を求めるようになっている。
やはりFlashはスティーブ・ジョブズが目の敵にしただけのことはある。。セキュリティにも、消費電力にも問題がありすぎるのだ。とはいえ、実は当時Adobeのトップがジョブズの電話に出なかったことでジョブズの怒りを買っただけらしいのだが。。このエピソードの詳細はこちらの記事参照。
AppleとAdobeの確執は、実は単なる電話に関する問題が発端だった!?BGRが「さすがジョブズ!」と思わせる面白い記事を公開しているので要約や意訳によってご紹介したい。 AppleとAdobeのFlashを巡る確執、実は本当の原因はジョブズのアレだった? - 小龍茶館 |
記事は以上。