Apple(アップル)は最近、業界では有名なイギリスのオーディオソフトウェアメーカーCamel Audioを買収していたことがわかった。
Camel Audioが買収された証拠は2つ
MacRumorsが入手したとされるCamel Audioの企業情報では、Camel Audioの会社登記住所が1 Summerhall Edinburgh(エジンバラの住所)から100 NEW BRIDGE STREET(ロンドンの住所)に変更されたことが判明しており、そこは正にAppleのロンドン支社の登記住所だ。
また同社の取締役が現在はAppleの女性担当弁護士のHeather Joy Morrisonただ一人となっており(以前のBENJAMIN GILLETTの名前は消えている)、これらの証拠からAppleがCamel Audioを買収したのは明らかといえる。
Camel Audioの主要製品はAlchemy
Camel Audioの製品にはサウンドプラグインやアドオン、ミキサー、エフェクターやサウンドライブラリ等で、同社が提供していた主要なソフトウェアは有名な”Alchemy”だ(上の写真がインターフェイス)。販売価格は249米ドル(約29,640円)。Alchemyには1,000種類ものサウンドが用意され、5.5GBのサンプリング音源と各種の強力な機能が備わっている。Alchemyの強力なエンジンは、プロのエンジニアの間でも使いやすいと評判だ。
AppleがCamel Audioを買収した目的とは
Camel Audioは2015年1月8日に自社のウェブサイトから全てのソフトウェアのダウンロードを削除しており、倒産したものと噂されていた。しかし上記の証拠によって、Appleに買収されたのは間違いなさそうだ。
現在のところAppleのCamel Audioの買収目的は明らかではないが、恐らくCamel Audioのテクノロジーや機能は将来のLogic Pro Xに使用されるのではないかと予想される。
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(記事情報ソース:MacRumors)