ウォールストリート・ジャーナルによると、テスラ(Tesla)のCEO、イーロン・マスク(Elon Musk)が、最近地球規模でのインターネット用衛星ネットワークを構築することを計画しているという。
マスクは現在WorldVu Satellitesの創始者グレッグ・ワイラー(Greg Wyler)と協力し、700機もの衛星を打ち上げる計画だという。これらの衛星の1つずつの重量は113.4キロほどしかなく、これまで最小の商用通信衛星の半分ほどしかない。このプロジェクトのコストは10億米ドル(約1,100億円)か、更に高くなるようだ。報道によれば、このプロジェクトはまだ完全に成熟されたものではなく、マスクが確実に参加するかどうかはわからないという。
マスクが運営するSpaceXが恐らくその衛星の打ち上げを担当する可能性が高いと見られるが、まだ多くの面で同意に至っていないようだ。
この衛星を使って全地球をネットワークでカバーするという構想そのものは新しいものではない。今年4月、GoogleはFacebookとのTitan Aerospaceの買収競争に競り勝った。報道によれば、Googleは無人機によって辺鄙な場所でもインターネットサービスを提供できるようするという。他にも、Goog;e自身も気球などを使ってネットワークを広げるというProject Loonを展開している。
明らかに、イーロン・マスクは様々な新しいアイデアを持っていることがわかる。昨年、マスクはいわゆる”Hyperloop”計画を発表し、サンフランシスコとロサンゼルスの間に高速鉄道を走らせる予定だ。ただ、1年が経過したがまだ実際には工事などが始まってはいないが。。
画蛇添足:ネットが規制されているところに光明を
当然この衛星に繋いでインターネットサービスを利用することは商業行為なので有料となるだろうが、ネット規制のある中国や、ネットそのものが自由ではない北朝鮮あたりでこのサービスが安価か無料で利用できるといいかもしれない。
また、IoTが進むにつれ、どこにいてもインターネットにつながっていることは非常にメリットが大きくなる。インフラで儲けるか、それを利用したソフトやハードで儲けるか。。
しかしイーロン・マスクはいつも人をワクワクさせてくれる。Appleを立てなおしてくれないかな。。
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