先週の9/9に行われたAppleの新製品発表イベントで人々を少し驚かせたのは、Appleが2種類の新商品に”i+商品名”を採用しなかったことだ。
もしこれまでのやり方だったら、Apple WatchはiWatchやiBandになっていただろうし、Apple PayはiPayかiWalletになっていたはずだ。ではなぜこの将来のAppleを担うこの2製品にこの命名方式がとられたのは何を意味するのだろう?
Ken Segallの見解、i訴訟を避けるため?
Appleの広告パートナーの前クリエイティブ総監だったKen Segallの見解では、製品にiをつけないのは恐らくこれからずっと続いていくだろうということだ。Segallによれば、実際スティーブ・ジョブズ本人も既にi+なんたらに嫌気がさしてきていたらしく、既にiPhoneやiPad発表前からやめようという考えがあったらしい。
Segallは文章の中で、”過去17年間で大量の革命を起こした後、iはAppleの超強力なブランド要素となった。しかしそこには悪い面もあった。というのはAppleが完全にそれを真の意味で完全に手に入れられないことがあったのだ。世界各地の企業がiシリーズの製品を作り、またそれをずっと続けた。Appleは毎回iという名前を冠する製品をリリースするたびに世界中で訴訟を抱えるようになったAppleのこのブランドは、今や地球上で最も価値があり、最も多くの人が好きなブランド名の一つとなってしまったのだ。将来はApple+商品名という命名方式をとれば、他社は特許を申請しづらくなり、所謂i訴訟を防ぐことができるようになるだろう”と指摘している。
画蛇添足: 大人の事情、わかっちゃいるけど、寂しいね
ティム・クックがスティーブ・ジョブズ時代との決別のためにiシリーズの命名を捨てたとする向きもあったが、実際はジョブズさえ嫌気がさしていたならしかたがない。
確かに、中国で過去iPadが訴訟に遭い、基本先に申請したもの勝ちの中国でAppleが敗訴し、手痛い金額を支払わされたことがあった。
中国では日本の地名を片っ端から申請するなど、特許訴訟で飯を食っている企業も存在する。今回のApple+商品名はかなり中国市場を意識しているのではないかとも考えられる。
中国は外国企業に厳しいし、最近はAppleも許可などでだいぶ苦しめられているようだし。。
だとしても、Apple製品からiなんたらがなくなっていくのはちょっと寂しい。
今のシリーズも、Apple PhoneとかApple Pad、Apple Macになったら。。
なんかださくね?
記事は以上。