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Appleが視線(眼球)認識の特許を申請中である情報がリーク

テクノロジー開発の会社は、
市場にて新しい技術を最初に導入すること、
そして重要な特許を取得することについて、
他社と競争をしなくてはならない。

AppleのiPhone5sに搭載された指紋認識技術のTouch IDは、
スマートフォン市場では既に搭載されていたデバイスは登場していたため最初というわけではないが、
その特許を取得したことがきっかけになり、
全てのメジャーなスマホメーカーがこのAppleの成功に乗ろうとしているのはご存じの通りだ。

現在電子機器市場での先進テクノロジーの競争がある分野と言えば、
屋内ロケーションサービスと、
更に進んだ触覚科学(ハプティックス)、
ウェアラブルコンピューター、
柔軟性のあるディスプレイ、
そして視線(眼球)追跡と熟視検知コントロールシステムだ。

現在SonyとGoogleそしてAppleがこの視線追跡テクノロジーについて盛んに調査研究をしており、
米国特許商標事務所からリークされた情報によると、
Appleの発明した視線追跡システムが、
将来的に全てのiDevice、MacBook、
そしてもっと重要なのが車載コンピューターや、
未来的なゲームコンソールまたはエンターテインメントシステムに搭載されるだろうとのことだ。

・Appleが申請している視線追跡システムの仕組みのリーク画像

しかし実は視線追跡システムによってシステムをコントロールする技術は、
非常に手際を要する扱いにくいもののようだ。
Appleの特許は、視線追跡システムの中でも最大の問題である
「Troxler’s fading」をいかに克服するかを検討しているものだという。

Troxler’s fadingとはなんぞや?
日本語では「トロクスラー効果」または「トロクスラーの消失現象」といい、
立命館大学の消失現象のページや、
wikipedia英語版のTroxler’s fadingのページを見てもらえばわかると思う。
皆さんもネットで1回は見たことがないだろうか?
そう、中央を凝視することによる周囲の色パッチの消失・減衰のことだ。

これ以上は専門領域となるので私もわからないが、
視線追跡システムが導入されることでデバイスのあり方が変わってくることは、
「目に見えて」わかることだろう。
現在Android搭載機で視線認識によるオートロック回避などは既にあるが、
それとは次元が違った使われ方になるに違いない。

記事は以上。

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