自由の地、香港。
大陸の深圳のすぐ隣なのに、
大陸の某一党独裁の不自由なところとは大きく違って、
今でも特別行政区なだけに独自の政策が施行されており、
ネットに規制がないのが大きい。
ところで深圳は香港の隣ということもあって、
香港からの携帯電波が届くところがある。。
と噂では聞いていたのだが、
いつも香港から深圳へとボーダーを超えるとぱたっと香港の電波がなくなるので、
そんなことはないだろうと思っていた。。
が、ある日私の住んでいる深圳の高層マンションの部屋の中で、
偶然iPhoneでキャリア手動検索をしていると、
なぜか「3」の文字が。
あれれ?これって香港の3の電波では?
ということで香港で契約している3のデータ重視のプリペSIMカードを挿して、
早速接続してみたら、
電波が0〜1本、多くて2本という状態だが接続できて、
しかも3Gパケット通信ではFacebookやTwitterなどにアクセスでき、
ちゃんと壁を越えている!
しかし電波が0〜2本では非常に不安定で、
うまく通信できない。。
ということで、中国のネットショッピングの最大手taobaoで、
電波ブースター(中国語では信号增强器)を検索してみたらあるわあるわ。
価格も100元程度のものから1000元超えるものまでピンキリ。
その中でも香港専用とうたっているもので、
最近の購買記録があるものを選択してみた。
原装正品 香港 澳门专用 3G手机信号放大器 3G上网 WCDMA 2100MHz
400元(今のレートでは6000円を超える)という出費は、
まあネタになるんだから。。ということで奮発して購入。
次の日に届いた品物はこんな感じ。
・電波ブースターユニットと電源の箱。香港用の所にチェックが入っている
まあ驚くほど簡単な作りだw
基本的に屋外アンテナを設置し、屋内受発信器を設置し、
電波ブースターユニットに接続し、
電源を入れるだけ、という単純なもの。
・まず屋外アンテナ取付け。
taobaoの説明には電波の強いところを携帯で探して方向も360度よく確かめろとあるが、
取り付けられるのがベランダしかなくて、
しかも方向は香港のある南しかない!
ということで場所と方向は一発で決定(方向は先端の向く方向を南とした)。
まあこんな感じでかなりいい加減に取付けした。
U字型の金物の両端にねじ切りがしてあって、
それをナットで取り付けるのだが、
ナットのねじ切り加工が甘かったりして結構取付に苦労した。。
・電波ブースターユニットはもっと適当にテレビの脇のCATVの機械の後ろあたりに配置。笑
まあ、こんな感じのスーパー適当な取付方法で、
いざ電源オン!!
ということで大成功!(・∀・)b
電波も安定して、3Gネットもちゃんと使える。
かなりいい加減な施工・取付で電波が増強されるので、
正直ビックリしているところ。
そんなわけで、深圳にいながらにして香港の携帯電波を使うことで、
大陸では実現できない以下の環境を実現できる。
・壁のないネット環境
・中国大陸の3Gとは比べものにならないほど高速
・パケット通信使い放題(香港SIMの契約次第だが、基本香港はパケ放題契約が多い)
※ちなみに私が使っているのは最大でも月168HKDしかかからない3Hongkongの3Gデータ重視プリペイドSIM。
ということで、もっと早く気づいていれば、
自宅の光ネット契約はしないで、
香港のSIMをWi-Fiルータに挿すか、
iPhoneに挿してテザリングすれば乗り切れたのになあ、、
と後悔をしているところ。
ちなみに私が買ったのは香港専用だが、
聯通専用や移動専用などもある。
ということで、深圳の香港に近い側に住んでいる人で、
特に高層に住んでいる人で(これでかなり範囲は狭まるけど)、
iPhone等スマホで手動キャリア検索をしてみて、
ちょっとでも電波が入るような環境だったら試してみると面白いと思う!
久々のマニアックガジェット話でした。
記事は以上。