以前書いたiPhone5, iPhone4SのiOS6.0 SIMロック解除(SIMアンロック)現状記事の続き。
11月2日にリリースされたiOS6.0.1の対応状況の現状をまたまとめてみた。
※SIMフリーのiPhone5をiOS6.0.1にアップグレードすると、
docomoのLTEが使えるようになるという情報を以前の記事で紹介したが、
現状iPhone5用のSIM下駄は2G通信(GPRS、Edge)のみ対応のため、
日本ではデータ通信ができない可能性があるので要注意。
以下のSIM下駄紹介に関する能書きは、
前回の記事をご参照のこと。
■1> Gevey Ultra S iOS6対応版(iPhone4S専用、iOS6.0.1にも対応)
SIM下駄の中では一番安定した動作をするといえる、Gevey社のSIM下駄。
2012/10/25にリリース済みのiOS6.0対応版(先日の記事参照)だが、
そのままiOS6.0.1にも対応していることが日本総代理店のtwitterで発表されている。
iPhone4Sではこれが一番オススメだ。
販売元:GEVEY
販売元:Amazon.co.jp
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【特徴】
1) 脱獄必要なし、挿せばすぐ使える。
2) SIMカードを削る必要なし(専用トレー使用)。
3) iPhone4S専用。
4) GSM、WCDMA、CDMAサポート。Softbank版もau版も両方使える。
5) サポートしているiOS:iOS6.0.1, iOS6.0, iOS5.1.1 , iOS5.1 , iOS5.0.1 , iOS5.0
6) サポートしているベースバンド:BB3.0.04 , 2.0.12 2.0.10 , 1.0.11 , 1.0.13 , 1.0.14
■2> Gevey SIM (iPhone5専用)
Gevey日本総代理店によると、
11月上旬頃発売予定とのこと。
続報はまた記事で紹介する予定。
■3> GPP SIM (iPhone4S専用)
iPhone4SのSIM下駄でお馴染みのGPP SIM。
china3gppという中国のハッカーグループが作っているSIM。
そのGPP SIMが現在iOS6.0.1にも対応した。
販売元:GPP
販売元:Amazon.co.jp
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【特徴】
1) 脱獄必要なし、挿せばすぐ使える。
2) L1S3チップ搭載、SIMカードを削る必要なし(専用トレー使用)。
3) iPhone4S専用。
4) GSM、WCDMA、CDMAサポート。Softbank版もau版も両方使える。
5) サポートしているiOS:iOS6.0.1, iOS6.0, iOS5.1.1 , iOS5.1 , iOS5.0.1 , iOS5.0
6) サポートしているベースバンド:BB3.0.04 , 2.0.12 2.0.10 , 1.0.11 , 1.0.13 , 1.0.14
■4> nano GPP(iPhone5専用 iOS6.0.1対応)
3で紹介したchina3gppグループが、
既にiPhone5用 iOS6.0.1対応SIM下駄「nano GPP」をリリースしている。
※注意事項:現時点ではGSMのみ対応で3Gは使用できないため、日本では使えない。
海外でもGSMのGPRS、Edge通信のみ対応で、3G通信には対応していないので要注意!
販売元:GPP
販売元:Amazon.co.jp
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■5> microsim Hei Card(Micro-SIM 黑卡 , iPhone4/4S専用)
iPhone4/4S iOS6.0対応のSIM下駄(ただしiPhone4はiOS4.3.5までのBB対応)。
こちらも中国だが、
ハッカーグループ「China Snow Team(中国超雪団体)」が開発している。
以前TP-SIMを開発していたグループだ。
このHei Cardの最大の特徴は、
SIM下駄の内容を書き換えられること。
つまり通常SIM下駄は1つのiOSバージョンにつき1種類のSIM下駄が必要になるのだが、
内容を書き換えることで今後のiOSバージョンアップにも対応できると言うことだ。
その他以下がオフィシャルサイトに載っている特徴だ。
1) 0.15mmの薄さで、元々のSIMトレイを使用可能
2) 非常に低電力でも動作するため、電池の持ちが良い
3) bootloaderを使用しており、鳳凰(フェニックス)またはpcscカードリーダー/ライターにてPCに接続してアップデートが可能。より改良されたアップデーターを常に用意。
4) iPhone4SがもしSIMフリーになったら、またSIMフリー機を購買しても、1枚2番号のSIMとして使用可能。
5) 米国Sprint版、Verizon版と日本au版、中国電信CDMA版のSIMロック解除に対応。ただし脱獄していないとネットに繋げず、電話とSMSのみ。
iOS6.0.1、iOS6ではChina Unicomの3Gには対応していないとのこと。
日本ではまだ手に入らないかもしれないが、
中国のサイト、taobao(淘宝网)で購入できるようだ。
価格は80元。
過去の取引記録が一番多いのがここ。
■6> nanosim Hei Card (Nano-SIM 黑卡, iPhone5専用 iOS6.0.1対応版)
2012/11/3に、深圳華強北にて販売されているのを確認した。
仕入れ値は100元+αだ。
iPhone5のiOS6.0.1に対応している。
特徴は4,5とほぼ同じ。
ただし現在はまだ以下の問題が残っている。
・iPhone5のセキュリティホールの発見がまだ完全でないため、未脱獄の状態ではChina Unicom(中国聯通)wo 128k 3G USIMカードに対応していない。従って、China Unicom 3Gは使えない。
・オフィシャルサイトに日本のことは書いていないが、恐らく4と同様にGSM専用と思われるため、日本では使えない可能性が高い。
■7> R-SIM5+ (iPhone4S専用)
ハッカー集団RGKNSEが開発している、
SIM下駄の定番の1つでもあるR-SIMも、
iOS6/iPhone4SPhone5に対応したSIM下駄「R-SIM5+」をリリースしている。
ただしこのSIM下駄はCDMA版はサポートしていない。
中国taobaoのオフィシャルサイトから購入できる。
■8> R-SIM6 (iPhone5専用)
R-SIMのiPhone5 iOS6.0.1専用版が既に販売されている。
こちらはnano GPPと違い、W-CDMA、CDMAにも対応しているが、
2G通信(GPRS、Edge)にしか対応していないので、
3G通信以上ができない。
ということは日本では完全にiPhone5は宝の持ち腐れということになる。
中国taobaoのオフィシャルサイトから購入できる。
■9> R-SIM7(iPhone5, iPhone4S兼用)
7、8で紹介したR-SIMの合体版と言えばいいだろうか。
1枚でiPhone5とiPhone4S兼用ができるバージョン。
詳細は以下のサイト。
R-SIM7 Official
購入はこちらから。
個別のSIM下駄製品の紹介は以上。
当然のことながら、
購買や使用は自己責任で行っていただきたい。
特に私自身が動作確認を行っていないので、私も動作を保証できない。
私は現在のところSIMフリー版iPhone5(シンガポール版)と、
iPhone4Sの日本Softbank版を使用しており、
他に機体がないため、
iOS6.0以上の紐なし脱獄(完全脱獄)が実現しない限り、
iPhone4SをiOS6.0以上にするつもりはない。
ということで私自身が試せるのはずっと先の話になりそうだ。
またiPhone5のSIM下駄についてはどれもまだ3G通信に対応できておらず、
日本での使用は全く現実的ではないことを注意事項としてあげておきたい。
個人的には、これまで最も安定した動作と実績がある、
GeveyのSIM下駄使用をオススメしたいところ。
記事は以上。