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レクサス、2018年以降に発売された車種にApple CarPlay有償追加オプションを発表(米国とカナダから)

レクサス(Lexus)は最近新しい2019年のレクサス車でAppleのCarPlay搭載モデルが発売されたことを受けて、CarPlayを米国・カナダで2018年以降に販売された一部の車種に有償で追加可能にすることを発表しました。なお、日本・中国などはCarPlayの追加については未定ですが、日本のレクサスでは2019年モデルからCarPlayのオプション追加搭載が可能になっています。

CarPlayはAppleのiOSベースの車載用音響・ナビゲーションシステム用OSで、手持ちのiPhoneやiPadと簡単にペアリングし、通常の車載システムには存在しないようなiOSアプリを操作できるようになるのが特徴です。

レクサスによると、レクサスマルチメディアシステムを搭載した2018年と2019年の車両には、アマゾン(Amazon)のアレクサ(Alexa)のサポートとともに、CarPlay互換性を追加する拡張機能を搭載することができるようになったということです。CarPlay追加可能な対象車種の全リストは以下の通りです。

レクサスは、199ドル(約21,900円)でソフトウェアの機能強化を提供できることを「喜んでいる」としていて、上記の対象車種をお持ちの興味があるオーナーは、詳細についてはレクサスのディーラーに問い合わてほしいとしています。

CarPlay機能を追加するためには、レクサスマルチメディアシステムに新しいソフトウェアをインストールしなければならず、そのアップデートをインストールするにはレクサスディーラーを介さなければならないということです。

アメリカ・カナダ・日本でも、CarPlayは2019年モデルのUXクロスオーバーと、2019年モデルのレクサス ESを含む一部の2019年モデルのレクサス車でオプションとして既に利用可能となっています。

レクサスとその親会社のトヨタは、これまでFordとLivioが開発したSmartDeviceLinkを採用していて、長い間GoogleのAndroidベースのAlexaやAppleのiOSベースのCarPlayを導入することに難色を示していました。そして大手自動車メーカーとしては最後にCarPlayを導入したメーカーの1つとなりました。

しかしCarPlayの幅広い可用性により、ユーザからのフィードバックがあったとみられ、結局トヨタはこれまでの方針を一転してAppleのCarPlayをサポートすることに決定しました。というわけで2018年初めには、CarPlayを搭載した最初の2019年モデルのトヨタ車とレクサス車が登場したのです(TechCrunchの記事参照)。トヨタは最後までEV(電気自動車)の開発・導入に慎重でしたが、最近パナソニックと手を組んでEVとバッテリーの開発に入っていることも伝えられています。トヨタといえども、時代の流れには逆らえませんね。

いずれiPhone所有率の高い日本でも、2018年モデル以降の上記レクサス車種にCarPlayを追加するオプションが発表されるものと思われますが、2万円超えはちょっと高いですよね。実は私も中国でレクサス車オーナーで、しかもCarPlay追加対象になっている車種を持っています。というわけで、個人的にも中国でのCarPlay追加オプションについて楽しみにしています。というのも、現行のシステムではiPhoneと繋いでも結局USBかBluetooth接続で、あまり音質がよくない電話ができるのと、あとは音楽を聴くくらいしかできず、しかも音楽もアプリによっては歌詞が出なかったりと対応が異なっているので使いにくいのです。ただ、Appleのマップアプリは中国では殆ど使い物にならないので、ナビはCarPlayを導入したとしてもやはりiPhone上の【高德地图】に頼ることになりそうです。。笑

ちなみに、私の車に詳しい友人からの情報によると、CarPlayの採用にはメーカー側がAppleに1車種につき数千万円〜というライセンス料を支払う必要があるようで、それも各メーカーのCarPlayの導入が遅くなった原因となったようです。

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors

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