これまで長い間、「SIM2枚挿し同時待受」はいわゆるコピー携帯（中国語では”山寨”）の代名詞でもあったといえる。しかし、もしAppleもその”山寨”陣営に加わったとしたら？
昨日、中国版TwitterのWeibo（微博）ユーザ、@有没有搞措が、今年秋に発売される予定の次世代iPhone 7のものとみられるSIMカードスロット部分の写真をリークした。@有没有搞措氏はiPhone 7がSIM2枚挿し（デュアルSIM）仕様になるとしている。まだ他のメディアなどの検証が行われてはいないが、とりあえずこれが実現したら面白いということでご紹介。
AppleはiPadで既にApple SIM（e-SIM）を採用しており、実体のSIMカードを挿さなくても、ソフトウェア上でプロバイダを選択することで内蔵しているSIMカードが複数のキャリアで使用できるようになっている。iPhoneには小型・薄型化のためにその機能が搭載され、SIMスロットそのものが廃止されるのではないかという噂は1年以上前からあったが、これまで実現してこなかった。
しかし今回この写真がリークしたことで、もしかしたら逆の形でSIM2枚挿しの同時待受が実現するかもしれない。ただ、このような大きなスペースを必要とするようなことをAppleが本当にやるかどうかは疑問で、もちろんこの写真の信憑性については何も保証されていない。
SIMスロットの廃止による完全なe-SIMの実現は、各国のプロバイダの同意を取り付けるのに時間がかかる、或いは不可能な可能性が高く、そこでAppleは上記のような代案を考えたのかもしれない。
既にいくつもの国際的なブランドがSIM2枚同時待受の端末をリリースしており、Appleがそこに加わるというのは何ら意外性はない。寧ろ、1人がいくつもSIMを持っている中国（Appleの世界での2番目の市場）などでは、重要なアピールポイントになる可能性もある。
なお、@有没有搞措氏は他にもフロントパネルの写真も3種類リークしており、iPhone 7は3つのバージョンになるとしている。
個人的にはSIMを2枚以上使うことが多いので、私のみならずモバイラー達にとっては、この2枚挿しの実現は歓迎だと思うのだが、果たして。。
記事は以上。
（記事情報元：Weibo）