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ドイツ政府のセキュリティは甘い?メルケル首相のPC上で悪意のあるソフトウェアが発見される

ロイタードイツ支社の報道によると、ドイツの首相メルケルの議会事務室のコンピュータに悪意のあるソフトウェアが見つかったというメディアの報道に対し、ドイツの国防省長官のvon der Leyenがコメントした。

von der Leyen長官は、最近ネットワーク攻撃事件がますます激しくなっているため、政府はネットワーク安全保障を強化すべきだと指摘した。

German Defence Minister Ursula von der Leyen arrives to attend the weekly cabinet meeting at the Chancellery in Berlin, Germany, June 3, 2015. REUTERS/Fabrizio Bensch

数週間前にも、ドイツの連邦議会のコンピュータシステムがハッカーの攻撃に遭ったことも報道されていた。

von der Leyen長官は、ネットワーク攻撃は国際安全保障が直面している最大の挑戦の一つだとしている。その理由はネットワーク攻撃は経済的に巨大な損失をもたらす可能性があるからだ。「このようなコンピュータネットワークスパイや破壊、威嚇などは既にコンピュータネットワーク戦争の様相を呈している」とvon der Leyenは指摘する。

ドイツのメディア”Bild am Sonntag”によれば、ドイツの政府関係者がメルケル首相の議会事務室にある1台のコンピュータ上に悪意のあるソフトウェアを発見したという。メルケルが所属する保守党連合のスポークスマンはこのことについてノーコメントとしている。現在のところ、この悪意のあるソフトウェアが情報を盗み出すことに成功したかどうかについてははっきりしていない。

画蛇添足 One more thing…

ドイツ政府内では最近セキュリティ事件が多発しているようだ。

ネットワーク攻撃では、経済的な損失だけではなく、政治や軍事など、あらゆる方面で国家に多大な損失をもたらす。コンピュータのセキュリティだけではなく、モバイルデバイスのセキュリティも更に重要になっているのはいうまでもない。そして今や先進国間では鉄砲でドンパチという戦いは殆どありえず、ネットワーク戦争が主体となってくるだろう。いずれ、コンピュータ同士の戦争ということになっていくのだろうか。。

記事は以上。

(記事情報元:Reuters Deutchland © Thomson Reuters 2015 Alle Rechte vorbehalten.

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