Appleは今週月曜日に、外部メディア向けに無償のmacOS Sierraシステムが昨日から自動ダウンロードが可能になることを告げていた。
これはmacOS SierraのシステムがMacユーザのためにシステム更新ファイルをプッシュで通知しバックグラウンドでダウンロードしてくれるというもので、ユーザはシステム環境設定で自動更新の項目をオンにしておけばいいだけだ。そして実際に昨日からそれが有効になったようだ。
Macのハードディスク・ストレージの容量が足りない人には自動ダウンロードはされない仕組みに
もしMacのハードディスクの容量が足りないという人も心配しなくていい。もしMacのストレージの容量が足りずにmacOS Sierraのアップデートファイルが保存できない場合、またアップデートの要求に満たない場合は、Appleは一切あなたのMacに何も勝手にダウンロードはしないからだ。Appleは昨日からmacOS Sierraの自動アップデートファイルをプッシュ送信するようになり、アップデートファイルは一週間以内にアップデート要件に適合する条件のユーザに向けて段階的に通知されるようだ。
具体的に言えば、もしあなたのMacのストレージ容量が足りなければ、macOS Sierraは自動ダウンロードはしない。もしあなたのMacがmacOS Sierraのアップデートファイルによってストレージ空間が不足した場合は、ダウンロードされたファイルは自動的に削除される。
ダウンロードされても勝手にアップデートされることもなく、ユーザの同意が必要
また、アップデートファイルがダウンロードされても、勝手にインストールされるようなことはない。今インストールするか、またはもう少し時間が経ってからインストールするか、またはその回のアップデートを無視することもできる。
またアップデートファイルはアプリケーションフォルダの中にmacOS Sierraのインストールアプリを見つけることができるようになり、手動でもアップデート可能となる。
ユーザ側の設定はこれだけ、セキュリティのためぜひオンにしておこう
このプッシュによるmacOS Sierraアップデートファイル自動ダウンロードはデフォルトではオフになっているため、利用したい人は上のスクリーンショットの通り、mac>システム環境設定>App Storeで、【アップデートを自動的に確認】をオンにし、その下位の【新しいアップデートをバックグラウンドでダウンロード】と【macOSアップデートをインストール】【システムデータファイルとセキュリティアップデートをインストール】はぜひともオンにしておこう。
というのも、これからますますmacを狙う悪意のあるソフトウェア(マルウェア)が増えると思われ、このシステムアップデートによって最新の状態を保っておくことはセキュリティ的には非常に重要だからだ。
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