先週11月11日に一般向け出荷が始まったAppleの新型iPad【iPad Pro】。そのカラーバリエーションはここしばらくのiPadの伝統を引き継ぎ、シルバー、ゴールド、そしてスペースグレイの三色展開となっている。
Touch IDの色は固定。のはずが。。
そして【iPad Pro】にはiPad Air 2等と同様、指紋認証用のTouch IDが搭載されている。Touch ID付のApple iOSデバイスを使用した人なら知っていると思われるが、iPadのTouch IDには、一般的にはスペースグレイとシルバーモデルには銀色のリング、そしてゴールドモデルには金色のリングが装着されているはずだ。しかしどうやら【iPad Pro】には製造・組立段階でのミスが起こっていたものが混入しているようだ。
シルバーモデルのiPad ProにゴールドのTouch IDリング。。米国AT&Tが発売したセルラー版
9to5Macによると、同メディアの読者のNickさんがアメリカで【iPad Pro】を購入したところ、シルバーモデルのはずなのにゴールドのTouch IDのリングが装着されていたことが判明したという。このiPad Proの端末はAT&Tで購入したもので、128GBのセルラー版。Touch IDのリングがゴールドであることを除いては、シルバーモデルのiPad Proと全く違いがないという。AT&Tはこれに対し「これは製造上の小さなミスで、非常に貴重なバージョンなので、eBayなどのオークションサイトに出したら高く売れるのではないか」としている。
AT&Tも結構楽しんでしまっている感じかもしれない?
以下がNickさんによる証拠動画。
Appleのミスは極少、ゲットできた人は超ラッキー
Appleがこのようなミスを犯すことは殆どないといわれている。もしゲットできたらあなたは超ラッキーかもしれない。たぶん四つ葉のクローバーより少ないだろう。
画蛇添足 One more thing…
これは専門用語でいえば工程内不良品の完成品への混入だ。本来はもちろんあってはならないことだ。とはいえもちろん、取り違えたのがTouch IDのリングだったため、機能に影響がなくて冗談で済んでよかったね。。というのがサラリーマン時代にメーカー勤務で中国工場での製造の購買管理や品質管理を長らくやっていた私個人の感想。
一事が万事で、これがもし他の部品だったとしたら。。取り違えたら動作しなくなるだろう。もちろん動作しないものは検査で弾かれるだろうが。。簡単な検査ではわからない誤動作を起こすようなものだったらかなり危険だ。恐らく部品製造メーカーが出荷時かもしくは組立工場が受け入れ検査時に混入したか、製造工程内の部品の員数管理に何らかのミスがあった可能性がある。いずれにせよ、Appleによって中国のiPad Proの組立を担当した委託先工場は今頃厳しく対応を迫れているのではないかと思われる。シリアル番号等で、製造月や製造工場もつきとめられてしまうだろうから。。
なお、もちろんiPhone 5s以降やiPadのTouch ID搭載デバイス同様、iPad ProもカスタマイズでTouch IDリングの色を変えることもできないわけではないので、このユーザが絶対にカスタマイズをしていないという保証はどこにもないが。。
記事は以上。
(記事情報元:9to5Mac)
iPad Pro officially launched last week to the public after initially being announced back in September. The device launched in Apple’s standard trio of color choices, as well: silver, gold, and Space Gray. As with all Apple products, the Touch ID ring found on the Space Gray model is black, while the ring is gold Rare manufacturing error leaves iPad Pro with gold Touch ID ring and silver b... - 9to5Mac |