先日、当ブログでもAppleのティム・クック(Tim Cook)CEOとエディ・キュー(Eddie Cue)SVP(シニア・ヴァイス・プレジデント、上級副社長)がサンバレーメディア会議(Sun Valley Media Conference)に出席したことをお伝えした。
米国のアイダホで、サンバレーメディア会議(Sun Vallery media conference)が開かれている。この毎年のイベントには、無数のテック業界の大物が参加することで有名だ。 Appleのティム・クックCEOとエディー・キューSVPがサンバレーメディア会議に参加 - 小龍茶館 |
しかし、クックはその会議参加期間中に、誰でもApple Payで支払えるわけではないということを思い知ったようだ。
クックは現地のカフェでiPhoneを取り出して支払いを済ませようとしたところ、バリスタ(店員)から同店ではAppleがリリースして2年ほど経つモバイル決済システム【Apple Pay】では支払いができないことを告げられてしまったという。
クックはずっとApple Payのサービスがどこでも使えるように努力してきた。しかしこのサンバレーメディア会議の会場にあったKonditoreiというドイツ料理レストランでコーヒーを買おうとした時、「Apple Payは使えますか?」と聞いたところ、バリスタに「No」の一言でけんもほろろに断られてしまったのだ。
先月13日に行われたApple主催の世界開発者会議(WWDC 2016)で、AppleはApple Payを次世代Mac用OS【macOS Sierra】に対応させることを発表した。そしてApple Payは特にアメリカでは財布の代わりになるテクノロジーサービスに成長している。しかし、もちろん限界はあるようで、全ての店舗で使えるようになっているわけではない。
ところでサンバレーメディア会議に参加したクックの写真はコーヒーを手にしている写真が多いのだが、クックはApple Payを使わないでどのように買ったのだろうか?財布を持っていて、カード払いだったのだろうか。
画蛇添足 One more thing…
気の利く社員だったら、サンバレーメディア会議の会場付近のお店では、会期中だけでもApple Payが使えるように予め交渉しておくことをしていたかもしれない。木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の織田信長に覚えてもらうために冬に草履を懐に入れて暖めていたというやり方に近いかもしれないが。。笑
記事は以上。
(記事情報元:Buisiness Insider、Cult of Mac)