Apple Insiderの報道で、Appleのサプライチェーンからの新たな情報によれば、タッチパネルの製造業者General Interface Solution(以下GIS)とTPK Holdings(宸鴻科技)の2社が既にタッチパネルのメーカーとして既に大量の予算を用意しており、今年の【iPhone 8】に向けて十分な準備が整っているのではないかとみられている。
GISはタッチパネルの量産のために1.63億米ドルの資本支出予算を、そしてTPKは1.52億ドルを用意しているという。二社とも既にAppleのタッチパネルのサプライヤーで、GISはiPad Pro用、TPKはiPhone用を多く供給している。
現行のiPhoneに使われているLCDタッチパネルはガラスの表面膜となるが、有機ELディスプレイではフィルムベースでの3D Touchソリューションとなる。フィルムでAppleの要求する3D Touchの精度に達するにはガラス膜よりも更に複雑な製造工程が必要となり、DigiTimesの報道によればガラス表面による3D Touchセンサーのコストは9ドル程度だが、薄膜ソリューションによる3D Touchセンサーのコストは15ドルにもなることが指摘されている。
本日の報道によれば、有機ELディスプレイを搭載したiPhoneの名称は【iPhone Edition】になるといい、新型iPhoneはまだEVT(工程検証試験)段階にあるという。ただ、上記のタッチパネルのような既に仕様が確定している一部の部品メーカー(サプライヤー)はその次世代iPhoneに向けて準備が進んでいるか、ほぼ準備が整っている段階なのだろう。
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(記事情報元:Apple Insider、DigiTimes)