【Apple 2016年春スペシャルイベント】iPhone SEとiPhone 5sスペック徹底比較

xiaolong

9年前

日本時間2016年3月22日午前2時から行われたApple新製品発表スペシャルイベントで発表された、新型iPhone【iPhone SE】と、従来モデルの【iPhone 5s】（販売終了）のスペック比較の情報はこちらにまとめている。

iPhone SEのデザイン・外観

ローズゴールドが新しく出ただけで、他の外観はiPhone 5sと全く変わらず。背面のiPhone SEというロゴで、SEかどうかを見分けることができる、程度。

iPhone SEの新機能、新情報

一言でまとめれば、基本的にiPhone 6sの性能を4インチのiPhone 5/5sの筐体に入れた機種。
Appleの宣伝文句は”小さなボディに大きな一歩(A big step for small.)”。
バッテリーの持ちはiPhone 5sより改善されているようだ。
Touch IDは第一世代搭載、iPhone 6s/6s Plusのような爆速反応はない。

iPhone SEとiPhone 5sの性能・スペック比較

赤い字は変更点。

項目	iPhone SE	iPhone 5s
カラーバリエーションと内蔵メモリ容量	シルバー・スペースグレイ・ゴールド・ローズゴールド 16GB 64GB	シルバー・スペースグレイ・ゴールド 16GB 64GB イベント後販売終了
重量とサイズ	58.6mm×123.8mm×7.6mm 113g(5sより1gだけ重く)	58.6mm×123.8mm×7.6mm 112g
ディスプレイ	Retinaディスプレイ 4インチ（対角）LEDバックライトワイドスクリーンMulti‑Touchディスプレイ 1,136 x 640ピクセル解像度、326ppi 800:1コントラスト比（標準）最大輝度500cd/m2（標準）フルsRGB規格耐指紋性撥油コーティング複数の言語と文字の同時表示をサポート	Retinaディスプレイ 4インチ（対角）LEDバックライトワイドスクリーンMulti‑Touchディスプレイ 1,136 x 640ピクセル解像度、326ppi 800:1コントラスト比（標準）最大輝度500cd/m2（標準）フルsRGB規格耐指紋性撥油コーティング複数の言語と文字の同時表示をサポート
チップ	64ビットアーキテクチャ搭載A9チップ M9モーションコプロセッサ	64ビットアーキテクチャ搭載A7チップ M7モーションコプロセッサ
iSightカメラ	12メガピクセルiSightカメラ（1.22ミクロンのピクセルを使用） Live Photos Focus Pixelsを使ったオートフォーカス True Toneフラッシュパノラマ（最大63メガピクセル）写真の自動HDR 露出コントロールバーストモードタイマーモード ƒ/2.2の開口部 5枚構成のレンズハイブリッド赤外線フィルタ裏面照射型センサーサファイアクリスタル製レンズカバー自動手ぶれ補正強化されたローカルトーンマッピング強化されたノイズリダクション顔検出写真へのジオタグ添付	8メガピクセル（1.5ミクロンのピクセルを使用） ƒ/2.2の開口部サファイアクリスタル製レンズカバー True Toneフラッシュ裏面照射型センサー 5枚構成のレンズハイブリッド赤外線フィルタオートフォーカスタップしてフォーカス露出コントロール写真の自動HDR 顔検出パノラマ自動手ぶれ補正バーストモード写真へのジオタグ添付
iSightカメラビデオ撮影	4Kビデオ撮影（3,840 x 2,160、30fps） 1080p HDビデオ撮影（30fpsまたは60fps） 720p HDビデオ撮影（30fps） True Toneフラッシュ 1080p（120fps）および720p（240fps）スローモーションビデオに対応手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ映画レベルのビデオ手ぶれ補正（1080pと720p）連続オートフォーカスビデオ強化されたノイズリダクション 4Kビデオの撮影中に8メガピクセルの静止画を撮影再生ズーム 3倍ズーム顔検出ビデオへのジオタグ添付	1080p HDビデオ撮影 (30 fps) True Toneフラッシュタイムラプスビデオビデオの手ぶれ補正ビデオの撮影中に写真を撮影顔検出 3倍ズームビデオへのジオタグ添付
FaceTimeカメラ	1.2メガピクセルの写真 720p HDビデオ撮影 Retina Flash ƒ/2.4の開口部写真の自動HDR 裏面照射型センサー露出コントロール強化されたローカルトーンマッピング顔検出タイマーモードバーストモード	1.2メガピクセルの写真（1,280 x 960） ƒ/2.4の開口部 720p HDビデオ撮影写真の自動HDR 裏面照射型センサー顔検出露出コントロール
通信規格（携帯電話・ワイヤレス通信方式）	モデルA1662* LTE（バンド1、2、3、4、5、8、12、13、17、18、19、20、25、26、29） CDMA EV-DO Rev. A（800、1,700/2,100、1,900、2,100MHz） UMTS/HSPA+/DC-HSDPA（850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz） GSM/EDGE（850、900、1,800、1,900MHz）モデルA1723* LTE（バンド1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、25、26、28） TD-LTE（バンド38、39、40、41） TD‑SCDMA 1,900（F）、2,000（A） CDMA EV-DO Rev. A（800、1,700/2,100、1,900、2,100MHz） UMTS/HSPA+/DC-HSDPA（850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz） GSM/EDGE（850、900、1,800、1,900MHz）全モデル 802.11a/b/g/n/ac Wi‑Fi Bluetooth 4.2ワイヤレステクノロジー NFC	モデルA1533（GSM）：UMTS/HSPA+/DC-HSDPA（850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz）、GSM/EDGE（850、900、1,800、1,900MHz）、LTE（バンド1、2、3、4、5、8、13、17、19、20、25）モデルA1533（CDMA）：CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B（800、1,700/2,100、1,900、2,100MHz）、UMTS/HSPA+/DC-HSDPA（850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz）、GSM/EDGE（850、900、1,800、1,900MHz）、LTE（バンド1、2、3、4、5、8、13、17、19、20、25）モデルA1453：CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B（800、1,700/2,100、1,900、2,100MHz）、UMTS/HSPA+/DC-HSDPA（850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz）、GSM/EDGE（850、900、1,800、1,900 MHz）、LTE（バンド1、2、3、4、5、8、13、17、18、19、20、25、26）モデルA1457：UMTS/HSPA+/DC-HSDPA（850, 900, 1,900, 2,100MHz）、GSM/EDGE（850、900、1,800、1,900MHz）、LTE（バンド1、2、3、5、7、8、20）モデルA1530：UMTS/HSPA+/DC-HSDPA（850、900、1,900、2,100MHz）、GSM/EDGE（850、900、1,800、1,900MHz）、FDD-LTE（バンド1、2、3、5、7、8、20）、TD-LTE（バンド38、39、40）全モデル* 802.11a/b/g/n Wi-Fi Bluetooth 4.0ワイヤレステクノロジー
電源とバッテリー	連続通話時間： 3Gで最大14時間インターネット利用： 3Gで最大12時間、 4G LTEで最大13時間、 Wi-Fiで最大13時間ビデオ再生：最大13時間オーディオ再生：最大50時間連続待受時間：最大10日間リチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵 USB経由でコンピュータまたは電源アダプタを使って充電	リチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵 USB経由でコンピュータまたは電源アダプタを使って充電連続通話時間：3Gで最大10時間連続待受時間：最大10日間インターネット利用：3Gで最大8時間、4G LTEで最大10時間、Wi-Fiで最大10時間ビデオ再生：最大10時間オーディオ再生：最大40時間
センサー	Touch ID指紋認証センサー（第1世代）気圧計 3軸ジャイロ加速度センサー近接センサー環境光センサー
発売日	予約開始：3月24日発売：3月31日アメリカ・日本・中国・香港含む	販売終了

画蛇添足 One more thing…

本日の発表イベントはApple史上最も眠い、史上最もつまらないイベントだった。拍手しているのはほぼ前列のエグゼクティブだけ。最後にスペースシップ、本社新社屋の自慢を一瞬だけして尻切れトンボに逃げるように終了。。ティム・クックCEOはプレゼンがますます下手になっているような。

AppleのiPhone SEの宣伝文句は”小さなボディに大きな一歩(A big step for small.)”。そりゃ、iPhone 5sから2世代も跨いで何も更新していなかったら、大きな一歩になるだろうさ。。逆に言えば、マーケティング部門の怠惰だったとも言えなくない。4インチiPhoneが売れているということがわかっているのであれば、一昨年のiPhone 6/6 Plusや去年のiPhone 6s/6s Plusのリリースの際に一緒にリリースすべきだったのだ。

ただ、日本などでは案外この4インチサイズがうけるのかもしれない。いずれにせよ、この【iPhone SE】は色々な意味で「マーケティングの産物」であることは間違いない。私は買うことはないと思う。現状サブならiPhone 5sで十分だからだ。

なお、【iPhone SE】を片手で安定して使うには私も開発に関わっているPalmoの使用をお勧めする。iPhone SEはiPhone 5sとサイズが全く変わらないので、Palmo for iPhone 5s/5c/5用がそのまま流用可能だ。公式販売サイトEM Storeも本日Apple春のイベントに合わせて2016SS仕様に模様替えの予定！

Palmoに関しては本日重大発表が！！（たぶん今日のAppleのイベントより衝撃的だ。。と個人的には思います）！

記事は以上。