iPhone Xの新色のゴールドが出るという噂はずっとありましたが、FCC(米国連邦通信委員会、Federal Communications Commission)のサイトに、そのゴールド色のプロトタイプの写真があることを9to5MacやMacRumorsが伝えています。
※なお、現在リンク先からは写真などが載ったPDFファイルは削除されています。FCC或いはAppleが削除したのではないかと思われます。
FCCが4月頭にリークしていたiPhone X ゴールドモデルの写真
背面はiPhone 8のよう、ベゼルは「リッチゴールド」色
光の加減などの問題ではなく、特にベゼルの明らかなゴールドを見るに、まさに「リッチゴールド」とも呼べそうな色合いで、iPhone 8のゴールド色を彷彿とさせますが、ベゼルは更に金色を強調している感じがします。ただ、安物の中華スマホにもこのような色があるため、やはり人の目にはiPhone 8のような色合いの方がやや上品に映るような気がします。
背面にモデル番号や認証が。存在しないモデル番号の標記も
FCC上の文書では日付は昨年の9月となっていて、実際に写真が公開されたのは4月の頭ということです。また最後の背面の写真を見ればわかるとおり、iPhone Xの製品版にはないモデル番号や認証などの標記が見えることから、これはプロトタイプではないかと思われます。認証標記はヨーロッパ向けとなっています。そしてFCCのサイトやファイルのタイトル(A1865_A1903_External_Photos_v1.1)のモデル番号に”A1903″という標記がみえますが、現行のiPhone Xのモデル番号は”A1865″と”A1901″、そして”A1902″のみとなっているので、現行品には存在しないモデル番号ということになります。
仕様もLCDとなっていて、現行と異なる
また仕様としては”LCDディスプレイ”とされていて、現行のiPhone Xの有機ELディスプレイ(OLED)とは異なっていることから、このFCCの文書は色々と謎の多いもの、ということになりそうです。今回のは明らかにFCCかAppleの失策ということになりそうですが、実際FCCのサイト上に出たものなので、違法にリークしたものではない、と9to5Macは主張しています。
iPhone Xのゴールド色のリリースは計画されていた。。が、製造段階で挫折?
AppleはiPhone Xのカラーとして”Blush Gold(ブラッシュゴールド)”を用意しているという噂がずっとありましたが、上のFCCからリークした写真とはかなり色味が異なっています。以前iPhone Xはシルバー、グレー、ゴールドの3色展開になるというものがありましたが、サプライチェーンの情報に詳しいKGI証券の著名なアナリストMing-Chi Kuo氏によると、製造段階で問題があったため、ゴールド色のみタイミングをずらして発売するという情報もありました。
また、ゴールド色のSIMトレイの写真がリークされたこともありました。
今後、iPhone Xのゴールド色はリリースされるのでしょうか?iPhone 8の(PRODUCT)REDがリリースされたばかりの今、iPhone Xのゴールド色を出すのはちょっとタイミング的に外れてしまった感じがしますが。。
記事は以上です。