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iPhone Xのシェア率は5%弱、今でもiPhone 7シリーズやその他旧機種のシェアが大きい状況

Business Insiderによると、マーケティングリサーチ会社のMixpanelの最新データで、Appleの今年のフラッグシップモデル【iPhone X】の販売台数が、少し前にリリースされた【iPhone 8】と【iPhone 8 Plus】のそれぞれの売上をあっという間に上回ったことがわかりました。ただ、この【iPhone 8】と【iPhone 8 Plus】の2機種の合計を上回るほどではないようです。

iPhone Xの今週のシェア率は4.76%

Mixpanelのソフトウェアデベロッパツールキットに含まれるデータ分析(上のグラフ参照)によると、iPhone XはiPhoneユーザのうちのシェアは4.76%で、iPhone 8 Plusの3.59%を上回っています。そしてその次がiPhone 8で、2.78%となっています(iPhone 8シリーズはPlusの方が人気があるということですね)。iPhone 8とiPhone 8 Plusの合計は6.37%で、合計すればiPhone Xよりはまだ売れているということになります。

iPhone Xは供給が追いついてきたのか、1週間毎にシェアが右肩上がりにあがっているのがわかります。先週少し成長が鈍化したようですが。。ただ、左の軸を見ればわかるようにこれは6%が最大値です。シェアとしてはそれほど多くない中で成長しているということを念頭にグラフを見た方がいいと思われます。

 

iPhoneは依然として旧機種のシェアが圧倒的に大きい

なお、まだまだiPhoneは旧型機種のシェアも非常に大きいことがわかります。iPhoneユーザが1台のiPhoneを持ち続ける平均期間は2.5年で、しかも古くなった機種も家族にあげたりしてそのまま使用されるパターンが多いからです。

Business Insiderは、iPhone 8シリーズのシェアは数ヶ月後にはiPhone 7 Plusのシェアを超えると予測しています。そしてその後にはiPhone 7 Plusよりも人気のあるiPhone 7のシェアをも超えるのではないかとしています。

 

Appleは各機種の売上は公開していない

Appleはこれまで、iPhoneの機種毎の販売台数は明らかにしてきませんでした。ただ、Apple以外のマーケティングリサーチ会社や、Webやアプリ等のサービスを提供している会社が独自にユーザのデータを収集し、分析しています。今回のデータを提供しているMixPanelもそのうちの一つといえるでしょう。

 

iPhone Xは現在ほぼ供給が追いついている状態

iPhone Xは10月27日に予約が開始され、最初のロットはあっという間に売り切れ、発送時期が5〜6週となりました。しかしキャパが追いつくにつれ、11月には発送時期が1〜2週間に短縮され、現在では1週間以内、1〜3営業日まで改善されてきています。希少性がなくなるとちょっとつまらないな、とは思いますが、今でもシェア率はたったの4.76%とのことで、もともとアメリカや日本ほどiPhoneのシェアが高くない香港や中国の街中でも頻繁に見かけるほどではないというのが実感です。

記事は以上です。

(記事情報元:Business Insider

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