9月9日に発表された折りたたみのiPhone Duoは、広げた内側の画面に穴も切り欠きもなく、カメラが画面の下に隠れているのですが、その画面下カメラについて、Appleは技術仕様に画素数を書いていません。外側の前面カメラは12MP、背面はメインが48MP、望遠が12MP、超広角が48MPと、どれも数字が並んでいるのに、内側だけが空欄のままです。

| 項目 | 確認できる内容 | 確度 |
|---|---|---|
| 内側カメラの画素数 | 技術仕様に記載なし | Apple公式仕様を確認 |
| 内側カメラの動画 | 1080p、30fpsまたは60fps | Apple公式仕様 |
| 内側カメラの明るさ | 絞り値f/1.8 | Apple公式仕様 |
| 外側の前面カメラ | 12MP、動画は最大4K・60fps | Apple公式仕様 |
| 内側は2MP前後という説 | 動画の解像度からの見立て | MacRumorsの推測。公式値ではありません |
1080pから逆算した「2MP前後」という見立て
MacRumorsは、内側カメラの動画が1080pの30fpsまたは60fpsまでという仕様から、センサーは2MP前後ではないかと見ています。1920×1080を掛けると207万3600画素、つまり約2.07MPですから、計算としては分かりやすい話です。もっとも、動画の出力解像度とセンサーの画素数は別のもので、多い画素から縮小して映像を作る方式もありますから、1080pだからセンサーも2MPだと決めつけるには材料が足りません。
光が当たると、場所が分かる
そしてもう一点、隠れているはずのカメラの位置が、周囲の光の当たり方によっては小さな光沢の点として見えるとも報じられています。常に目立つわけではないものの、角度によっては「ここにレンズがあるな」と分かる程度には見えるようで、画面の穴を無くすという設計の狙いからすると、少し惜しいところではありますね。
小龍的にはこう思った
小龍的には、これは中国メーカーが5年かけて通ってきた道をそのままなぞっているな、という感想です。画面下カメラは2020年に中興(ZTE)が最初に市販機へ載せて、その後小米(Xiaomi)や中興が改良を重ねてきたのですが、どの世代でも共通していたのが、画面越しに光を通す以上どうしても甘い絵になる、という点と、角度によって画素の粗い部分が見えてしまう、という点でした。Appleが今回それを公表しないのは、たぶん自信のある数字ではないからで、書かずに済ませたということなのでしょう。
とはいえ、36万4800円の機種でそこを黙っているのは、少し不親切かなとも思います。内側のカメラはビデオ通話が主な用途でしょうから、画質が控えめでも困る人は多くないはずで、正直に「通話向けです」と書いてしまったほうが、かえって印象は良かったのではないでしょうか。。
画蛇添足 One more thing…
ちなみに中国で売られている画面下カメラ搭載機は、自撮りをするときだけ外側のカメラを使うのが暗黙の作法になっていて、内側は会議とビデオ通話のためのもの、という扱いです。iPhone Duoも結局そうなるはずで、外側に12MPのカメラがきちんと載っているのは、そういうことなのだろうと思います。
記事は以上です。
(記事情報元:MacRumors、Apple(iPhone Duo技術仕様))
※記事中の画像はイメージです。
