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Apple、AirPower(開発コードネームC68)で過熱問題を解決か

AirPower Apple 公式

Appleは、以前公式に発表しておきながら開発を断念したワイヤレスマルチデバイス充電マット「AirPower」について、開発中止の原因となった発熱の問題を改善したことが、最近非常に活躍しているリーカーのジョン・プロッサー(Jon Prosser)氏のツイートで報告されています。

プロッサー氏のTweetによると、「AirPower」の社内プロジェクトコードネームは”C68″で(これは以前からリークされていた)、写真ではApple WatchとAirPods Proの充電ケースが同時に”C68″上で充電されている様子が確認できます。そしてコメントには「主要な問題が解決された」と書書かれています。

かつてAppleは2017年9月のiPhone 6s発表イベントの際に、AirPowerについて大々的に発表しました。当初2018年中には発売されるとしていましたが、結局発売されず、2019年3月にAirPowerの開発を断念(延期)を発表しました。当時、ダン・リッキオ(Dan Riccio)上級副社長がテック系メディアに向けて以下の短い声明を発表していますが、その原因についてはやはり明らかにされていませんでした。

多くの努力の結果、AirPowerは私たちの高水準を達成できないと結論し、プロジェクトをキャンセルしました。今回のリリースを楽しみにしていたお客様にお詫びします。未来はワイヤレスであり、ワイヤレスエクスペリエンスを前進させることをお約束します。

その後、その主要な問題とは特にApple Watchの充電システムが特殊なため、「Apple Watchを同時に充電することによる過熱」であったことはかつてプロッサー本人がリークしていました。

「Apple Watchを他のデバイスと並べてマットの上に置いた場合、マット全体が過熱します」と以前プロッサー氏は述べていたのです。

そういえば、確かに現在中国などで溢れている「AirPowerもどき」のワイヤレス充電マットも、Apple Watchのみ別のユニットになっていて、他は複数(といっても2台までが殆どですが)充電できるものしかありません。パッドのどこに置いてもApple Watchが充電できる充電パッドはいまだかつて見たことがありません。

今年の初めにテスト中の「C68」プロトタイプデバイスが熱を管理するためになんとiPhone XやiPhone 8シリーズに搭載されていたSoCの「A11プロセッサ」を追加したと報告していました。当時プロッサー氏はこのプロトタイプはApple Watchをサポートしないだろうと言っていましたが、現在はサポートすることがリークされたということは、Appleは”C68(AirPower)”において、熱処理問題を解決した可能性があります。となると、発売されるのは時間の問題でしょうか。もちろん、いつ発売されるかについてプロッサー氏は言及していません。また彼の口から、AirPowerの発売時期についてはリークされるかもしれません。

ただ、私個人的にはワイヤレス充電マットは立てて使いたいので、そうなるとApple Watchは現状のApple Watch専用充電器の磁力を利用して吸い付けないとなかなかうまく充電できないと思います。既にそれを実現している充電マットが他にあって、中国のタオバオで買っているので、正直もうAirPowerはいらないかな。。という感じです。

なお、その中国製ワイヤレス充電マット「SliceCharge Pro」の購入レポートはこちらです。現在でも、がっつり愛用しています。Apple Watchはその後ちゃんと中心部に充電器を当ててやれば、特にウォッチバンドを調整しなくても吸い付くことがわかりました。

平置きで使う場合はやはりAirPowerの方が便利かもしれません。SliceCharge Proはマットの真ん中当たりの充電効率が最大になるということでスイートスポットがあるのですが、AirPowerはそれがない、ということであればAirPowerの方が「複数の種類が異なったデバイスをどこに置いても最大効率で充電できる」ということになり、当然ながら性能としては非常に有利です。もちろんそこにSliceCharge Proの倍の値段を出すかどうかは好みの問題かもしれません。

ただこのSliceCharge Proも、出かけるときには平置きで使っていますが特にこれまで不便さを感じたことはありません。まあ、いずれ本当にAirPowerが出たとしたら、縦置きにも対応したキットがサードパーティからたくさんリリースされると思うので、縦置きで使えないという心配の必要はなさそうですが(ただそうなるとApple WatchやAirPods充電ケースなど高さが足りないデバイスの充電場所やiPhone等の充電の場所も固定されてしまうため、AirPowerの「複数の種類が異なったデバイスをどこに置いても最大効率で充電できる」という特性は失われます。もちろんSliceChargeProも同様ではあるのですが)。

記事は以上です。

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