Appleの自動運転技術テストカー、後ろから追突される事故が発生

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米Apple社は、本社所在地のカリフォルニア州クパチーノの道路上で自動運転技術を搭載した複数台の自動車の試運転を行っていますが、そのうちの1台が、8月24日(現地時間)に交通事故に遭っていたことが判明しました。Appleはカリフォルニア州の自動車管理部署から、自動運転技術自動車の事故に関する情報を提供するように要求され、そして同部署のサイトにも公告として事故の情報が掲載されました。

Apple-Lexus-RX450h

この事故が発生した時に、このテストカーは自動運転モードに入っていたそうです。そして車両は中程度の損傷を受けましたが、Appleはこの事故において責任を負うことはないようです。2017年以来、Appleはクパチーノ及び周辺地区で、複数台のSUV、レクサス(Lexus)RX450hで自動運転ソフトウェア及びハードウェアのテストを行っていますが、事故に遭ったのは今回が初めてです。

今回のApple自動運転テスト用自動車の事故の詳細は以下の通りです。

8月24日午後2時58分、一台の自動運転モードのAppleの自動車が、Kifer RoadからLawrence Expressway Southに入ろうとした時に後ろから追突されました。2016年モデルの日産リーフ(Leaf)が15マイル(約24km)/hほどのスピードでAppleのテストカーに追突し、Appleのテストカーは1マイル(約1.6km)/hのスピードで走行しており、安全な間隔をとって主道に入ろうとしていた時でした。双方の車両に損傷がありましたが、乗員に怪我はありませんでした。

Appleのテストカーには多くのセンサーが搭載されており、自動運転といえども、それぞれの車には2人の運転資格を持った乗組員が乗っています。現在、Appleは60台以上(7月の段階で66台)のテストカーで自動運転ソフトウェアをテストしています。

現在Appleがテストしている自動運転技術ソフトウェアは現行の自動車で使うタイプのものと思われますが、現在噂ではAppleは自社独自の電気自動車を研究開発していると伝えられており、そのプロジェクトの社内コードネームは”Project Titan(プロジェクト・タイタン)”といわれていて、2025年にはリリースされるのではないかともいわれています。

今回の事故は、他の車に後ろから追突されたということで、Appleには責任がないのはわかりますが、時速1.6kmで走っている時にぶつけられた、というのは相当遅い速度ではないかと思います。安全感覚を保つために待っていたとされていますが、あまりにノロノロと進んでいた後ろの車が痺れを切らしたのでしょうか。。真相はよくわかりません。

しかし奇しくも日本車同士の衝突となったわけですね。。スティーブ・ジョブズはベンツやポルシェなどドイツ車が好きだったようですが、現在のAppleはトヨタの高級ブランド、レクサスを使っているようです。さすが、壊れにくい日本車、しかも日本車としては最高峰のブランドの、NXではなくRXといういい方のSUV機種を選ぶとはなかなか見る目がありますね(しかも、ハイブリッド)。もちろん、入札があったのでしょうけど。。

記事は以上です。

(記事情報元:MacRumors

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