Appleは日本時間本日2017年12月14日未明に、モバイルデバイス用OS、iOS 11.2.1正式版をリリースしました。iOS 11.2としては初めての小数点2桁のアップデートとなりました。iOS 11としては通算8つ目のバージョンアップとなります。一つ前のバージョン、iOS 11.2(iOS 11.2.0)が12月2日にリリースされてから12日でのリリースとなり、少々イレギュラーな日程となりましたが、日本時間未明にリリースされるのは恒例通りです。
今回の大きなアップデート内容は、
iOS 11.2.1アップデートの内容・修正点、リリースノート
以下がAppleによるiOS 11.2.1のリリースノートです。
iOS 11.2.1には、以下のiPhoneまたはiPadのバグの修正が含まれます:
- KDDIをご利用のお客様がVisual Voicemailをアクティベーションすることができない問題を修正
- “ホーム” Appの共有ユーザがリモートアクセスできない問題に対応
このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
引用元:Apple
AU(KDDI)ユーザがVisual Voicemailをアクティベーションできない問題を修正
Visual Voicemailを使っている人はそれほどいないと思いますが、アクティベーションできず困っている人は今回のバージョンでできるようになりました。
HomeKitの脆弱性が修復、リモートアクセス再開
“ホーム”については、先週重大なセキュリティホールが見つかったためセキュリティパッチがリリースされ、共有ユーザによるリモートアクセスが暫定的に禁止されましたが、今回iOS 11.2.1でセキュリティホールが修正され、共有ユーザによるリモートアクセスが再開されたということになります。
なおこのセキュリティホールはサーバ側で解決したもようで、各HomeKit対応デバイスのみならず、HomeKitフレームワーク全体に影響するセキュリティホールの修復となりました。特に家の電子錠で”ホーム”アプリを使用している人にとっては、セキュリティの不安が解消されて朗報となったのではないでしょうか。
OTAでアップデート可能
例によって、設定>ソフトウェアアップデートから、OTAアップデートが可能です。iOS 11.2からのOTAアップデートですと、自宅にあるデバイスのアップデート容量は以下の通りです。
- iPhone X: 68.7MB
- iPhone 8 Plus: 69.4MB
- iPhone 7 Plus: 61.4MB
- iPad Pro 10.5(Cellar): 60.2MB
いつもの通り、小数点2桁アップデートのアップデート容量となります。ダウンロードやアップデートには少々時間がかかるので、余裕を持って行いましょう。
脱獄する人はアップデートを待て
もちろん、脱獄フリークの方はアップデートは避けましょう。
そして脱獄する必要がなければ、今回バグフィックスも行われていて、しかもセキュリティの修正も行われているので、迷わずアップデートしておくのがいいでしょう。
iPhone X用ファームウェアを含む、iOS 11.2.1オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
【iPhone X】用も含め、iOS 11.2.1(iOS 11.2.0)のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです(順次アップデート予定です)。
先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
Apple TV用tvOS 11.2.1アップデートもリリース
今回、Apple TV用のtvOS 11.2.1アップデートもリリースされています。Apple TV(4G、5K)を使用している人もアップデートしておくことをオススメします。
記事は以上です。