9to5Macが独自の情報元から得た情報によると、Appleは世界中にある直営店(retails stores)を5月16日の夜中の時間を使って一斉にリフレッシュする計画があることがわかった。これは恐らく大型店舗ではなく、特に古くて小さめのApple直営店で、フラッグシップ・ストアで見られるようなフルリデザインには適さない店舗向けに行われると思われる。
なお、Apple Store 2.0とも呼ばれる新しいデザインがメジャーなApple直営店に反映されたのは、2015年に遡る。当時、Appleのデザインのトップであるジョニー・アイブ(Jony Ive)がデザインした店舗がベルギーのブリュッセルでプレス向けに発表されたのが最初だった。Appleの小売り部門のトップでシニア・ヴァイス・プレジデント(SVP)のアンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)も、サンフランシスコのユニオンスクエア店のオープンにあわせて新しい店舗の特徴を発表する予定だ。
例えば、”Genius Grove”と呼ばれる、樹木で座るところを取り巻くデザインや、巨大なディスプレイスクリーンがあったり、手をかざすとテーブルから電源ソケットが現れる仕組みなどだ。
いくつかの店舗では完全に新しいデザインを適用することができないため、オリジナルとリデザインの間くらいの”halfway house”と呼ばれる過渡期の状況が続くという。そしてバックグラウンドでの新店舗デザインへの変更の動きは早めに始まり、そして世界中で5月17日の営業から公に新しいデザインがお披露目される予定だ。
新しいデザインについての詳細のスペックについてはわかっていないが、自然とより調和した店舗デザインになるのは間違いなく、また更に太陽光など環境に配慮したエネルギーを使ってよりエコを実現する店舗になると思われる。
アンジェラ・アーレンツSVPは先月CBS This Morningという番組で、Apple直営店を”街の広場(=town squares)”のようにしたいとしており、そこで人々が何かを学ぶために集まったり、参加したり、社交的に交際する場所にするのが目標であるとインタビューに答えて語っていた。またAppleはワシントンD.C.のカーネギー図書館や、ニューヨーク5番街店の拡張とリデザインの計画があることも語っていた。
またAppleはドバイのドバイモール店で、カーボンファイバーを使ったモーターで動く窓を披露し、その仕組みこの先オープンするとされているシンガポール店でも採用される。
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(記事情報元:9to5Mac)