Appleは日本時間本日2018年2月20日未明に、モバイルデバイス用OS、iOS 11.2.6正式版をリリースしました。iOS 11.2としては4度目の小数点2桁のアップデートとなりました。iOS 11としては通算10個目のバージョンアップとなります。一つ前のバージョン、iOS 11.2.5が1月24日にリリースされてから、27日でのリリースとなりました。
iOS 11.2.6アップデートの内容・修正点、リリースノート
以下がAppleによるiOS 11.2.6のリリースノートです。
iOS 11.2.6には、以下のiPhoneまたはiPadのバグの修正が含まれます:
- 特定の文字列を使用するとAppがクラッシュする問題を修正
- 一部の他社製のAppが外部アクセサリに接続できない問題を修正
このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
引用元:Apple
インドのテルグ文字を受け取るとクラッシュや再起動ループに陥る問題を修正
iOS 11.2.6では、主にインドのテルグ文字のうち1文字を受け取ると、メッセージなどのアプリがクラッシュしたり再起動ループに陥る問題を修正しています。
なお、このテルグ語の文字をうけとるとクラッシュする問題については当ブログでもお知らせしたとおりです。
ちなみにこんな文字です。
「一部の他社製のAppが外部アクセサリに接続できない問題を修正」については詳細不明
リリースノートには「一部の他社製のAppが外部アクセサリに接続できない問題を修正」とありますが、これについては詳細は不明です。1つ前のiOS 11.2.5でサポートされた、HomePodに関するものである可能性が高いかもしれません。
脱獄する人はアップデートを待て
もちろん、脱獄フリークの方はアップデートは避けましょう。現在のところ、iOS 11.1.2以下の脱獄ツールが開発中との情報があります。そして脱獄する必要がなければ、今回は重大なセキュリティの修正が行われているので、迷わずアップデートしておくのがいいでしょう。
iPhone X用ファームウェアを含む、iOS 11.2.6オリジナルファームウェアのダウンロードはこちらから
【iPhone X】用も含め、iOS 11.2.6のファームウェア(OFW)のダウンロードリンクはこちらです。
先にファームウェアをダウンロードしておいて複数台をアップデートする、或いは一つ前のiOSでSHSHが発行されているバージョンへのダウングレードやバージョン維持復元の用途でお使いいただけると思います。
macOS、watchOS、tvOSもアップデート
同じく、インドのテルグ文字受信によるクラッシュ・再起動ループ問題への対策のため、iOS以外のAppleのOSも以下の通り軒並みアップデートされています。特別な事情がない限り、アップデートしておくことをお勧めします。
- macOS 10.13.3追加アップデート
- watchOS 4.2.3
- tvOS 11.2.6
なお、Apple TV用のOS、tvOS 11.2.6のファームウェアはこちらです。
記事は以上です。