昨日、AppleがiOS 11.2.1 正式版のシステムアップデートをリリースしたことは当ブログでもお知らせしたとおりです。iOS 11.2.1アップデートの公式のリリースノートでは、更新内容は主にセキュリティやバグの修正とされていますが、リリースノートに書かれていない重要なエラーが修正されていることがわかりました。それは、iPhone X/8シリーズのカメラアプリでうまくフォーカスが合わないという問題です。
一つ前のiOSバージョンで、12月2日にリリースされたiOS 11.2にアップデートした後、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusを使用しているユーザから、公式サポートフォーラムやネット上の書き込みなどで、ユーザのカメラでオートフォーカスがうまく動かないという問題が報告されていました。具体的にはどんな問題化というと、ユーザ達からの報告によれば、カメラ機能を使うとき、フォーカスのための枠が常にディスプレイ上を動き回ってしまい、UXが非常に悪いというものだったようです。
当然、これは全ての人に発生するものではありません。現に、私のiPhone XとiPhone 8 PlusではすぐにiOS 11.2にしていましたが、発生しませんでした。
そして、iOS 11.2.1にアップデートした後には、上記の問題が解決された、という検証結果がネット上で報告されています。ということで、Appleは密かにiOS 11.2.1でこの問題の対策を行った、ということになりそうです。もちろん、こんなことは日常茶飯事なのでいまさらは驚きませんが。。一応、DXOmarkランキング上でも上位を占めるiPhoneシリーズのカメラだけに、不具合が起こるとやはり注目を集めてしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
いずれにせよ、iPhone X/8シリーズで上記のフォーカスが合わない問題が発生した方は、速やかにiOS 11.2.1にアップデートすることをオススメします。
ちなみに、iOS 11.2.1でこれらのバグを修正した以外にも、AppleはtvOS 11.2.1もリリースし、そしてiOS、watchOS、tvOSの最新のベータ版もデベロッパ向けに矢継ぎ早にリリースしています。
なお、9to5Macによると、Appleは上記の最新ベータ版だけではなく、未発売のHomePod用のOS、HomePod 11.2.5のbeta版もAppleのサーバ上で見つけたとのことです。なお、Appleは以前HomePodを発表した時には年内に発売としていましたが、その後来年年初にその発売がずれ込む、と発表しています。
記事は以上です。
（記事情報元：MacRumors）