当ブログでもお知らせしたとおり、Appleは6月8日〜6月12日にサンフランシスコのMoscone Westにて2015年のWWDC(ワールドワイドデベロッパーカンファレンス)を開催する。
Appleより公式に招待状が配布され、そのWWDC2015テーマ画像が明らかになったとき、多くのネットユーザがこのテーマ画像がAppleから発表される何らかの重要なメッセージを”予言”しているのではないかと予想した。実際過去のAppleのイベントでも一貫したテーマ画像が使われており、何らかの発表と関連性があることが後からわかったりしている。
アイコン的予測
多くのネットユーザが、画像の中のアイコンが四角形と円形のものがあることから、これらはiPhone(或いはiPad)と、Apple Watch(アップルウォッチ)を表すという人や、それぞれのアプリのアイコンの形状を表すという人もいる。また真ん中のディープブルーの部分はApple TVを表し、その他もHomeKitを表していて、Appleがスマートホームの世界に本格的に乗り出すのではないかという”予言”なのではないかという説がある。これは至極まともな予測といえよう。
ある人は四角形をiOS9、円形をOS X 10.11とみるむきもあり、これはAppleが毎年WWDCでそれぞれのOSの次世代メジャーバージョンアップについて発表してきた経緯を考えれば理にかなっている。
迷信的予測
上記のまともな予測に比べて、以下の予測は秘密結社・陰謀論的要素だらけだ。とあるネットユーザによれば、このシンボルはフリーメイソン(フリーメイソンリー、Wikipedia参照)を象徴しており、真ん中の重なった三角形はイルミナティ(Illuminati、数百年前に成立した秘密組織、Wikipedia参照)、そして英文で書かれた”Change”は新世界の秩序を表し、円形の重なっている部分はプロビデンスの目(Eye of Providence)を表すとされ、つまり神が人類を監視しているというものだ。かなり妄想の域に入っている。笑
■プロビデンスの目(Eye of Providence)
■イルミナティ(Illuminati)のアイコン
ゲーマー的予測
ゲーマーたちは、どうやら上記2つとも違う見方をしているようだ。彼らは、WWDC 2015の1と5を足して6にし、2で割って3として、《Half Life 3》(Valveによる射撃ゲーム)が間もなく発売されることを示しており、また英文の”Change”がこのゲームがiOSプラットフォームに移植されるという意味だと受け取っている。オレンジ色の図形はゲームの中にオレンジボックス版があったこと、下の方の四角形はゲームアイコンが回ることでランドスケープモードとなることを予測している。まあ、最初の数字のいじり方からしてこじつけもいいところだぜ!という感じがしてしまう。。
企業買収的予測
もし上記のゲーマー的予測がちょっと変だなと感じたら、下の方がもっと変だろう。。
マイクロソフト(Microsoft)が運営しているMSNのアイコンは青、緑、赤、黄色の四色で構成されているが、それらが全てWWDC 2015のイメージ画像に使われているということで。。AppleがMSNを買収するというのだ!うーん、ありえない。。笑
画蛇添足 One More Thing
毎回そのイメージ画像に様々な憶測が生まれる、Appleのイベント。
今回のWWDC 2015では、何が発表されるのだろうか。
もちろんApple Watchとの連携がかなりのメインテーマになるだろうし、HomeKit関連も焦点になるだろう。しかし屋台骨のiOSとMac用OSがしっかりとしたものにならないと、Appleは根幹から崩れることになるのではないだろうか。
個人的にはiOS9やOS X 10.11へのメジャーバージョンアップもいいかもしれないが、ともかくiOS8(iPhone6 Plus)やOS X 10.10 Yosemiteで正直最悪のユーザ体験を経験しているので、機能追加よりも余計なものをそぎ落としてもらって、安定したものを提供して欲しいと切に願っている。。毎年肥大化しすぎだと思う。iOS8も8.3、OS X 10.10もOS X 10.10.3になってようやく安定してきた。半年くらい経たないとAppleの新メジャーアップデートOSは危ない、ということになる。これもひとえに、リリース日を固定してしまった弊害ではないかと思う。株価を気にしすぎなのかもしれない。
Appleにとっては秘密結社や陰謀説と結びつけられるとは迷惑な話かもしれないが、世界一の時価総額を持つ会社ともなると、そのあたりとの関係も全くないとは言い切れないかもしれない。
記事は以上。
(記事情報元:WeiPhone)