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SAMSUNGは動画で”ずる”をしていることが判明、iPhone5sもアイスバケット・チャレンジに参加

iPhone5s_icebucket_challenge

あの「アイスバケット・チャレンジ」はどうやら人間の世界だけで収まらなかったらしい。

最近ネット上で流行りのALS(筋萎縮性側索硬化症)研究支援チャリティの宣伝の目的で行われ、IT業界でFacebook マーク・ザッカーバーグCEO、Appleのティム・クックCEOなども行ったことで有名なアイスバケット・チャレンジ(アイス・バケツ・チャレンジ)。

このアイスバケット・チャレンジとは、もうご存じの方も多いかもしれないが、指名を受けた人が氷水を被るか、100ドル(約1万円)を寄付するか、それとも両方を選ぶかを選択することができるという仕組みで、また更に3人の人を指名できるというものだ。

このアイスバケット・チャレンジはIT業界に留まらず世界中のあらゆる業界に広がっており、仇敵だった人もこれで過去を水に流す、なんて美談も生まれている。そんな中、このチャレンジが今度は人間ではないところに広がりだした。

なんと、スマートフォン同士でライバルを指名するというようなことにまで発展しているのだ。

SAMSUNG Galaxy S5のアイスバケット・チャレンジの動画に”ずる”が発見される

iMore上のRene Ritchie編集長による記事で、先週SAMSUNG(サムスン)のGalaxy S5がApple(アップル)のiPhone5sに対してアイスバケット・チャレンジを指名したことを受け、その動画を見たところ、当然この動画は慈善のためのショーだとはいえ、その撮影環境に問題があり、多くのネットユーザがSAMSUNGが”ずる”を行っていると指摘していると伝えた。

まずはそのSAMSUNG Galaxy S5によるアイスバケット・チャレンジの動画を。

そう、あなたは気づいただろうか?
水を浴びる前と浴びた後に違いがあることを。。

実はよく見ると、ステータスバーの時間が、水を浴びる前は2:16だったところが、水を浴びた後2:50になっているのだ。これは明らかに”ずる”だ。

同様の手法でiPhone5sが挑戦を受けた動画が公開

上記の編集長Rene Ritchieは、このような撮影方法だったら、Galaxy S5が受けたアイスバケット・チャレンジは正直どの機種でも挑戦を受けられると考え、iPhone5sがその挑戦を受けた動画を同様の手法で作った。それがこちらだ。

なかなか賢い返し方ではないか?

ちなみにSAMSUNG Galaxy S5は「オーマイガー、死ぬほど冷たい!」と言った後、上記のiPhone5sとHTC One M8とNokia Lumia 930を指名している。

SAMSUNGの狙いは裏目に出たかもしれない

SAMSUNGのやり方としては、Galaxy S5の防水性能を強調してマーケティングに繋げたかったのだろう。その考え方はまあよかったかもしれないが、そのやり方そのものが裏目に出た形だ。

まずは時間をごまかして”ずる”をしていることがはっきりわかること、そしてマーケティングにアイスバケット・チャレンジを利用して、ALSに関する認識を広めるという本来のアイスバケット・チャレンジの目的をあまりに疎かにしているということだ。そしてもし本当に氷水を浴びたことで時間が狂ってしまったならそんなレベルの携帯だということを露呈してしまったことになる。。笑

ALSのアイスバケット・チャレンジの本来の目的から大きくかけ離れている

そして私が問題だと思うのは、Galaxy S5自身が寄付をするわけでもないし、もちろん指名されたiPhone5sをはじめ3機種自身も当然寄付はできない。

私個人としてはアイスバケット・チャレンジはあまりにも本来の目的とかけ離れて、セレブや業界人が流行に乗ってやっているだけの感じの風潮に飽き飽きしている。

今回のスマートフォンまでが挑戦を受けるというのは明らかに逸脱していると思う。しかしそれをしかけたのはSAMSUNGだ。いくらiPhoneをライバル視しているからといってこのやり方はおかしいだろう。

そんな中、あの名作「スタートレック」でピカード艦長を演じたパトリック・スチュワートが「氷はこうやって使うのだ」と言わんばかりのYoutube動画が秀逸だと思う(埋め込みができない設定になっているので、リンクだけにさせていただく)。
このパトリック・スチュワートのように、本来寄付だけを選んでもいいはずだ。

私にはアイスバケット・チャレンジの指名はもちろん来ないけれども。。笑

興味を持ったらALSについて調べて、広めて、余裕があったら寄付してみよう

なお、ALS(筋萎縮性側索硬化症)について興味を持ったら、ALSに関するWikipediaや、日本ALS協会の公式ページを調べてみよう。
また、その調べた内容を家族や友人などに広めてみよう。
そして余裕があれば寄付もできる。上記の後者のページから可能だ。

私は挑戦の指名がなくたってこのブログというメディアを使ってALSに関する認識を広めることはできると思っている。

氷水をかぶるよりも大事なことがきっとある。

記事は以上。

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