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iOS7.1完全脱獄ツールリリースは絶望的?WWJC2014が閉幕

米国時間4月12日〜13日にサンフランシスコで開かれていた、
WWJC2014(世界脱獄開発者会議2014)が閉幕した。
世界中の主だったiOS脱獄ハッカーや脱獄アプリ・Tweak開発者が一同に介する1年に1回のイベントだったわけだが、
この2日の会議の進展をみるに、
それほど大きいニュースがこのWWJC2014で発表されたと言うことはなかった。
このWWJC2014では現在セキュリティホールが塞がれてしまって完全脱獄ができない、
現行最新バージョンのiOS7.1の完全脱獄ツールの開発に関する情報が期待された。
しかし今回のWWJC2014ではiOS7.1の完全脱獄の進捗はそれほど順調ではないようだ。

上のWWJC2014のプレゼン資料(パワーポイント、PPT)のスクリーンの写真を見れば、
現在の脱獄ハッカー集団「evad3rs(iOS6と7の完全脱獄ツールevasi0nの開発チーム)」のiOS7.1の完全脱獄に関する進捗と姿勢がわかる。
写真を見ればわかるとおり、iOS7.1脱獄の作業は彼らの趣味の1つとなっており、
言葉を換えれば全ての力をiOS7.1脱獄の作業に傾けていないということだ。

彼ら(evad3rs)に寄せられたevasi0n7に関する議論(批判)が、
evad3rsにとって引き続きその限界を突破しようとする気を起こさせないという。
evasi0n7を嫌う人達もいる。
しかし実はその人達もevasi0n7を使って脱獄しているはずなのに。。
また彼らは誰もが過ちを犯すが我々も例外ではないとしている。

上記のようなevad3rsの進展と姿勢を見ると、
どうやら現在はiOS7.1の脱獄作業は現在棚上げされていて、
何ら進展がないようだ。
evad3rsはこのパワーポイントの資料以外にも、
多くのページを割いて自身が感じている不満や他人に理解されないことについて吐露しており、
何か別のところに力をかけて妥協しないような、
何か見る者にとっては釈然としないものを感じさせる。

ただevad3rsがそのように感じているのは事実だ。
期待や批判も大事だが、あまりにそれが過ぎるとよくない。
もう少し時間と余裕をもたせてあげることも大事かもしれない。
いずれにせよ我々一般ユーザからすれば、
evad3rsを始め多くのハッカー達のおかげで無料で脱獄ツールを利用できているわけであり、
そこについてはとやかく言う筋合いはないと思ったりもする。
根気よく待つしかなさそうだ。

記事は以上。

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