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広東へ。まず薬局。

明日(もう今日)から、10月2日に広東省増城市で行われる「増城ロック&ビールフェス」に参加するために飛行機でちょっくら行ってきます。
3日には帰ってきます。

広東といえば最近蚊を媒介して伝わるデング熱(中国語では登革熱)が怖い!友人情報によるとなんか、2回刺されるとデング出血熱とかいうさらに重いのにかかって、50%が死ぬとか?
蚊に殺されるのもめちゃ悔しいですよね。窮鼠猫を噛んだら死んじゃった?みたいな。

洒落にならないのでバンドメンバー全員にも「同士們不好了!広東那辺太恐怖了!蚊子也会殺人!」と警告メールを送った手前、蚊よけの薬くらい持って行かないとかっこつかない。
というわけで今日某Kさんの家の近くの薬局に行って、有名な蚊よけの薬を所望しました。

俺(以下龍)「蚊不叮、ちょうだい」
店員(以下店)「はい、これだよ(ぶっきらぼうに取り出す)」
龍「いくらですか?」
店「はいはい、え〜〜〜(値札確認して)21元ね(ポケットに入れていた携帯が鳴り出し気になってそわそわしている様子)」

突然ですが、解説しよう!その薬局は(というかほとんどの北京の薬局は)、支払いはそのカウンターではできない。ではどうするかというと、支払い用の手書きの紙を渡されて収銀処というところで支払うと支払った証明が発行されて、それをまたカウンターに持って行くとようやく商品をもらえるという、人間を多く使う何とも素晴らしき共産主義が旧態依然と残されているところなのだ。

話がそれますた。
で、今日はその店員がその支払い用の紙を記入するとき、その商品の近くの値札を見て書いたのですが、どうみてもその値札に書いてある商品名が取り出した薬と全然違うのであわてて文句をつけてみました。

龍「ねえねえ。これって商品名と値札の名前が全然違うんだけどどういうことなのかなあ?」
店「は?そんなわけないでしょ。(確認後)あれ、違うわぁ。」
龍「でしょ?正しい値段で書いてよね。値札探したら?」
店「(超〜適当に探した後)メイヨウ!これは売れないわね」
龍「はあ〜?そんなの誰かに聞けばいいじゃん。店の仕入担当とか、店長とかさ。(頭働かせろよヴォケ〜!)」
店「(めんどくさそ〜に)ここに値札がないということは売れないと言うことなのよ。」
龍「はあ〜?(まあいいや、こんなクズと話してても時間の無駄だわ〜)これじゃなくて、他にはないの?」
店「虫に刺されて痒いならこの薬がいいわよ。」
龍「違うの違うの。おいらは明日から広東に行くの。デング熱って知ってる?刺されると死んじゃうあれね。だからね、刺されたくないわけ。刺されたら終わりなわけ。アンダスタン?」
店「(殺菌薬みたいなのを持ってきて)んじゃーこの薬がいいわよ。塗ったら虫に刺されなくなるの。みんな買ってるのよ。」
龍「あのね。わかる?蚊に刺されなくなる薬が欲しいの俺は。」
店「だからこれなのよ。取説にも書いてあるんだから!(とおもむろにパッケージを開ける・・・おいおい!)」
(二人でじっくり覗き込んだ後・・・)
龍「で、どこに書いてあるのよ?」
店「・・・書いてないけど、効くのよ!みんな買ってるんだから!」
龍「いらないよこんなの。こんなのよりちゃんとした薬ちょうだいよ。」
店「じゃあこれはどう?(とまた虫除けとは関係のない薬を出してきた)」
龍「・・・もういいです。他の店で買います。さいなら。」

こんな感じで楽しい店員に会いたかったら、ぜひ素晴らしき共産主義式サービスを提供する国営薬局へどうぞ!もれなく付いてきます。保証します。

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