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致命的なものもあり!macOS Sierraでは65ものセキュリティホールが修正されている

先週リリースされた、macOS Sierra 10.12。スティーブ・ジョブズがOS 9のお葬式までやって大々的に登場したこれまでのOS Xから名前がmacOSにしれっと変更されているのだが、メジャーバージョン番号は10のままで、10.11から10.12にあがっただけだ。明らかに、OS X 10.11 El Capitanの後継OSであることは間違いない(今年のiPhone 7がほぼiPhone 6sの後継機であるのと同じように)。

macOS Sierraは機能的にはそれほど変化はないが、セキュリティの強化が施されている

実際にmacOS Sierraにアップデートしてみても、Siriの追加とVPNのPPTP方式の削除以外にそれほど機能に差はないように思える。ただ、macOS Sierraにアップデートする意味はある。それはセキュリティが大幅に強化されているからだ。

macOS Sierraでは65ものセキュリティホールが塞がれ、中にはいくつも致命的なものが。。

今回のmacOSのアップデートでは、約65ものセキュリティホールが修正されている。これらのセキュリティホールは多方面にわたり、その中にはCPUコアの権限を使って内部コードが実行されてしまうという致命的なセキュリティホールも含まれている。またローカルのアプリを使ってコアやシステム管理者権限を使い悪意のあるソフトウェアのコードを実行するというセキュリティホールや、WindowsServerをクラックしてアクセス権限を得るというセキュリティホールもmacOS Sierraでは修復されている。これらのセキュリティホール以外にも、Appleはリモート操作で攻撃されてしまう問題も修復しているという。

 

OS X El Capitanでもセキュリティホール修正ができるように

ただ、macOS Sierra 10.12にアップデートしなくても、従来のOS X El Capitan 10.11.6でもデバイスのセキュリティアップデートをすることは可能だ。AppleはOS X 10.10 YosemiteとOS X 10.11 El Capitan用にSafari 10をリリースしており、このSafari 10だけでも26のセキュリティホールが修正されている。

 

MacはWindowsよりは安全だが対策は必要

Macは長いこと安全神話があり、Windowsよりも安全だとされてきた。相対的にはそうかもしれないが、ここ最近数年来、OS X(現在ではmacOS)には既に何回か大規模な攻撃が仕掛けられている。

できるだけ最新のOSにアップデートした上、セキュリティ対策ソフトを入れておこう。現在のところ、AVG Antivirus for Macが無料ながら性能はずば抜けている上、システムや通信に負担をかけないので個人的にお勧めしたい。

記事は以上。

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