Appleの2015年の秋の新製品発表イベントまで10日となった。このイベントで次世代iPhone【iPhone 6s】【iPhone 6s Plus】が発表されるのは間違いなさそうだ。そしてこの数日内で、更に多くのリーク情報が出てくるだろう。
そんな中、本日中国のメディアWeiPhoneの掲示板に、iPhoneのメインの組立委託先工場“Foxconn（フォックスコン、富士康）”の従業員を名乗る人物からタレコミがあり、iPhone 6sのIMEIはレーザー刻印でSIMトレイ上に印刷されるという情報がアップされたという。
またこの人物はiPhone 6sの背面にもSの字が刻印され、それが四角い枠に入っているという噂が本当であるとも書き込んでいる。IMEIをSIMトレイに印刷するのは、Appleが今後本体背面にIMEIをやめたいと思っているからかもしれないとのこと。
※ちなみにIMEIとは「International Mobile Equipment Identity（国際モバイル機器ID）」の略で、それぞれの端末1つ1つに独自に割り振られている、身分証のような番号のこと。
画蛇添足 One more thing…
今回はかなり細かい仕様のリークだった。
ちなみにIMEIがSIMトレイに印刷されるというのは実はAppleにとっては新しいことでも何でもなく、以前はiPhone 4sまでは行われていた。今回本当にそうなったとしたらiPhone 4s以来のこととなる。
もしIMEIがSIMトレイへの印刷が本当であれば、AppleにとってはリアパネルにIMEI刻印（恐らくほぼ部品加工の中で最後の工程）でNGが出たときには再加工がしにくいという理由で廃品とするよりは、SIMトレイを廃品にした方がコストがかからないためにコスト的に有利であるのは間違いないだろう。
またAppleや修理屋さん・中古屋さんにとっては、バックパネル（リアシャーシ）の交換や旧製品再流用の面でも有利となるかもしれない。
もしSIMトレイのみのIMEI刻印となった場合は、もし海外などで新品や中古や買うときに、SIMトレイのIMEIと内部のロジックボードのIMEI（設定＞一般＞情報でチェック可能）が一致するか確認する時に、SIMトレイを取り出して確認するという一手間が発生するようになる。もし中古や盗難品等で組み合わせられたものだったら、その2つが一致していない可能性があるためだ。
ただ、iPhone 6ではSIMトレイ上には何も印刷されていなかっただけに、iPhone 6sから本当にそんなところを仕様変更するかどうかは疑問ではある。
記事は以上。
（記事情報元：WeiPhone）