国外のハッカーC Turt（@CturtE）が今月の頭頃にソニー（SONY）のゲーム機、【PS4（プレイステーション4、Play Station 4）】をクラッキング可能な内部コアのセキュリティホールを公開してその名を轟かせ、その後彼は既にPS4の脱獄を一部実現したとしていた。
しかし最近このC Turtの態度が180°変わり、あまりに海賊版ゲームを欲しがる人が多すぎることに嫌気がさしたとし、Twitter上でPS4のクラッキングに関する”研究”を完全に終了すると宣言したのだ（なお、彼のツイートは許可されたフォロワーにしか表示されないようになっている）。
C Turtは、自分が研究しているPS4のクラッキングは海賊版を横行させるためではなく、単にデータ暗号化技術に対する熱情のために他ならないといい、それに関する技術的な交流ができればいいと考えたとのこと。しかしあまりにも多くの人が一斉に彼の元に海賊版を求めてきたことから、これは非常に怖いことだと考え、PS4をクラッキングすることをやめることを決意したのだという。
もちろん現在C Turtが密かにPS4を個人的に研究している可能性を排除することはできないが、実際はもしクラックできたとしても昔と違ってそれほどの用途はない。というのは、最近のゲームは殆どが”MMORPG”のような多人数参加型のものがほとんどで、海賊版を使ってもログインできないパターンが多いためと、海賊版ゲームとこれらの多人数参加型のゲームを単純に比較しても後者の方が面白いとされているからだ。
画蛇添足 One more thing…
かつてプレイステーションやiOSの脱獄をやっていたGeoHotことGeorge Hotzは今や自宅ガレージで自動運転システムを開発するに至った。恐らくそちらのほうがよほど役に立つ技術だろう。
CTurtもPS4の脱獄をやってる暇があったら、違うことをやっていたほうがいいと気づいたのかもしれない。個人的には、iPhoneなどiOSの脱獄には十分意味があると思うけれども。
記事は以上。
（記事情報元：CnBeta）