WWDC18が米国サンノゼ現地時間6月4日に開幕することがわかっていますが、iOS 12などの新OSよりも、ハードウェアの方が注目に値するのかもしれません。これまで、AppleはWWDC18でRetinaディスプレイが搭載されたMacBook Airがリリースされるという情報がありますが、本日明らかになったヒントによれば、AppleはMacBookとMacBook Proの2つの製品ラインをWWDC18でアップデートするかもしれません。
Apple Insiderによると、アメリカのオンラインApple Storeで、Core i7のMacBookやCore i5のMacBook Proが売り切れと表示されたり、6月4日以降に販売を再開、と表されているということです。そしてこのことが、6月4日に開かれるWWDC18基調講演にて、この2つの製品ラインで新製品が発表される証拠なのではないかとされています。
この状況はアメリカとイギリスのApple Storeで発生していて、配達日が6月4日〜7日に調整されているということですが、日本や中国などのApple Storeではそのような状況は発生していません。
ただ、Appleはこれらの製品ラインの販売をやめたわけではなく、6月4日くらいに届く、ということを言っているに過ぎません。というわけで、MacBookやMacBook Proの製品ラインに大きな変更が加えられることは考えにくく、もしかしたら現行の第7世代Coreチップが第8世代に置き換えられ、その他のスペックや値段は殆ど変わりがないかもしれません。そして多くの人が期待している、iPhone Xで実現した認証システムのFace IDがMacBookシリーズに組み込まれるようなことも今年は起こらないかもしれません。
当ブログでもお伝えしたとおり、Appleは既にインテル(Intel)のCannon LakeプロセッサのMacBookを準備しているのは間違いなく、この世代のチップにはインテルの10nmプロセスが使用され、32GBのLPDDR4メモリがサポートされます。しかしインテルは第8世代のCoffee Lakeプロセッサをようやく2018年末から2019年に出荷できるというレベルのため、WWDC18でAppleが発表できるのは、14nmプロセスのCoffee Lakeプロセッサを搭載したMacBookだけ、ということになりそうです。
MacBook以外にも、iMacなどの製品ラインも、Coreシリーズ最新のCoffee Lakeプロセッサにアップグレードされるかもしれません。
なお、記事更新現在のアメリカのApple Storeでは配達時期は1営業日或いは在庫ありとなっていて、配達時期が延びていたはもしかしたら単なる調整だった可能性もあります。
記事は以上です。
(記事情報元:Apple Insider)