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【日本未発売】中国でAppleのHomePodを買ってみた【日本人にはまだ非推奨】

最近ちょっといい音質で音楽が聴きたくなったので、スピーカーの購入を検討していました。本当は超大人気のSONYのLSPX S2というランタン型スピーカーが欲しかったのですが、、全然手に入りませんでした。

それで悔しい思いをしていたときに、待てよ、そういえば私筋金入りのAppleユーザだった。。ということでHomePodを検討することにしました。私は中国に住んでいるので、HomePodは販売されています。Taobao(淘宝、アリババが運営するEC)ではかなり値段が安いのも出ているのですが、本物かどうかもわからず、Appleで保証もされないと厳しいので避けました。お隣の香港でもHomePodは販売されていて、価格も香港の方が安いので、そのため香港のAppleストアで購入しようかと思っていました。

しかし、先日うちの近所の大型家電小売店を物色しているときに、HomePodのホワイトモデルのみなぜか値下げキャンペーンをしていて、ほぼ香港と同じ価格で買えることがわかったので、結局そこで買ってしまいました。重さは本体だけで2.5kg。結構ずっしり重いんですね。

結論から先にいいますと、日本人の方は日本版がリリースされるまではまだ買わない方がいいと断言できます。

まず日本人に非推奨なのは、せっかくの「スマートスピーカー」としてのHomePodの目玉機能として搭載されている「Hey Siri」が、なんとまだ日本語に対応していないからです。英語や中国語、広東語には対応していますが、HomePodが日本ではまだ発売されていないせいか、日本語だけぽっかりないのです。ちなみに中国語では「嘿Siri」となります。私のように中国語など外国語ができる日本人ならいいかもしれませんが、それでもApple IDが中国アカウントでないと最大限に性能を発揮できませんのでお勧めできません。

設定中も日本語と中国語がバラバラに混じり合うというAppleとしてはとても珍しい現象が起こります。

例えば、「Hey Siri、物語を語って(嘿Siri,讲个故事吧)」と話しかけると物語を語ってくれる機能があるのですが、これがなぜか私のApple ID日本アカウントではロケーションが合わないという理由でうまくいかず、恐らく販売されている国のApple IDアカウントでないと駄目なようです。私の場合、結局妻(中国人)のiPhoneでペアリングしたところ、うまくいきました。

それらのHey Siriの機能を全部捨てて単にAirPlay接続でのスピーカー用途であればそれなりに使えますが、それでも同じWi-Fi SSIDに繋いでいないといけないなど不便さが伴いますので、単なるスピーカーとしては使いにくいです。というのも、私の家の場合、壁越えしているルータ(主に私用)としていないルータ(妻用)の2つSSIDが飛んでいて、同じSSIDに接続していないとAirPlayが使えないのです。しかもこのWi-Fiへの接続はHomePod上の設定でやることはできず、いわゆるApple Watchと同様ペアリングしている母艦の設定がそのまま使われるので、最初にペアリングする時に母艦が接続しているWi-Fi SSIDに固定されます。いったんWi-Fi SSIDに接続されると、違うデバイスも同じSSIDに接続されていれば、AirPlayでHomePodに楽曲を送ることができます。

あ、ちなみにHomePod上で音量を調節することもできます。

なお、HomePodの肝心の「音質」は、この大きさのスピーカーにしては、という前提付きですが、かなりいいといっていいです。そこはさすがApple、半端なモノは作りませんね。住んでいるところがマンションなのであまり大音量で試したわけではないのですが、しっかり重低音が出ますし、音の割れなども出にくいです。

箱はこんな感じでとても凝っていてさすが!なんですが、一回開けてしまうと特に必要ないんですよね。。小型サーキュレータの土台にして使っていますw

取説も入っているのですが、母艦に接続する方法くらいしか書いていなくて、実際の使い方については殆ど情報がありません。日本語ソースもほぼないので、そういう意味ではまだ日本人が買うには早いでしょうね(取説にも日本語はありません)。iPhoneなどと同様に付いてくる丸い台紙のAppleロゴシールは珍しいですが。。違うのは台紙だけですからね。

というわけで、よほどのApple好きか、日本語以外の英語や中国語(北京語)・広東語などが堪能な方でもなければ、いずれHomePodが日本で正式販売されたら購入でいいと断言できます。Siri相手に英語や中国語を勉強するにはいいかもしれませんが、別にiPhoneでもできますしね。しかし日本ではいつ発売されるんでしょう。。ホームキット対応のものが日本では少なすぎるから実用的ではないと判断されているのでしょうか。

ただ、HomePod自体も全然売れていないという説もあります。Appleは業績発表の際に「その他の製品」の中にHomePodの売上げも一緒くたにしているので、実際の販売台数などはわかっていませんが、他社製品と比べてSiriの貧弱さや連携可能なホームキット対応製品の多様性のなさ、そしてコスパ的には割高な感じは否めないので、それらが販売台数に影響しているのではないでしょうか。あと、もう1つ欠点見つけました。。充電ができず、必ずコンセントに繋がっていないと電源が入らないので、アウトドアで使うなどの用途はあまり考えられません。その辺も不便さが際立ちます。

Appleはかのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)がかなり売り込んだにも関わらず全然売れなかったという「スピーカーの黒歴史」があり、HomePodももしかしたらその黒歴史の1つになってしまうかもしれません。日本で販売開始される前に製造中止とかにならないといいのですが。。

なお、中国ではHomePodの価格(定価)は2,299元。今は円高ですが、日本円でのお値段は約36,000円です。安くない買い物だったと思いますが、この大きさでこの音質、そして機能を手に入れられたので私はそれなりによかったと思っています。

記事は以上です。

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