Kanter:オーストラリアでのiPhoneのシェアが増加中、iPhone 7シリーズ販売が好調

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マーケティングリサーチ会社のKantar World Panel Comtechの最新のデータによると、iPhoneとiPadの市場シェアは平均して増加傾向にあるようです。特に南半球のオーストラリアでは、今もAndroidスマートフォンが主力の座にあるものの、iPhoneも健闘し、最近シェアを伸ばしたとのことです。

iPhone7_7Plus

最新データによると、2017年4月から前の3ヶ月は、iPhoneの販売台数は、オーストラリアのスマートフォン市場で38.4%のシェアを占めていて、昨年同期の32.7%に比べ5.7%成長しており、その分Androidスマートフォンのシェアが下がったとのことです。現在のオーストラリアのAndroidスマートフォンのシェアは61.1%となっています。

Kanter World Panel Comtech Apple iOS Android market share Australia

Kanterによれば、iPhone 7とiPhone 7 Plusの販売台数の増加がシェア上昇の主な原動力となっており、この2種類の最新機種だけでスマホ市場でのシェアの19.3%を占めています。また小型のiPhone SEの販売台数も好調で、iPhone全体の販売台数の増加に貢献しているとのことです。

面白いことに、このiPhone 7シリーズの購買層について、Kanterは販売当初3ヶ月は25歳以下の消費者層と女性に集中していたそうですが、最近は25〜34歳の消費者と男性が多いとしていることです。本来、iPhoneの新機種をすぐに買う人はどちらかというとギーク、しかも男性のある程度金銭的にも余裕がある一定の年をとった人のイメージが強かったのですが、この調査結果を見る限り、オーストラリアでは若い人、特に流行に敏感な女性がiPhoneの新機種に飛びつく傾向にある、ということなのでしょう。

ちなみにHTCは2.7%、Sonyは2.5%、LGは2%とシェアが高くなく、中国国産スマホメーカーのOppoも2.3%のシェアに止まっています。中国系移民を多く受け容れているオーストラリアではありますが、まだまだ中国国産メーカーの進出は限定的なのかもしれません。

なお、その中国本土ではAndroid陣営の勢いがもっと強く、83.4%のシェアとなっていますが、アメリカでは61.7%となっており、昨年の同期が67.7%だったことと比べると下がる傾向になっているようです。

記事は以上です。

(記事情報元:THE AUSTRALIAN

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