中国北京で、穴を掘って240台のiPhone6を盗んだ男達が御用に

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先日94台のiPhone6/5sを体に巻きつけて香港から大陸に入ろうとして捕まった密輸犯のことを当ブログでも記事にしたとおりだが、今度は同じ中国で、240台のiPhone6を盗んだ男たちが逮捕された。ニュース元は新華網

iPhone6_iPhone6Plus_bigger

男達3人は昨年末の12月12日〜13日の間に中国北京で物流倉庫の壁に穴を掘って、240台のiPhone6(時価総額140万人民元 約2638万円相当)を盗んだという。犯人のうち1人のChangは、物流倉庫の従業員(運転手)だったということで、倉庫内部の構造に詳しかったとみられる。

警察は盗まれたiPhone6のシリアル番号から犯人らを追跡し、12月後半に男たちを逮捕した。供述によれば、男たち3人は盗んだiPhone6を売って儲けた金を車の購入やギャンブルに使ってしまったという。

画蛇添足:穴掘りは中国人の得意技?

穴掘りは銀行の金庫からの盗難にも使われる手段だが、香港から大陸間の密輸にも使われていたのはご存知だろうか。

香港と、隣の中国の広東省深圳は川(深圳河)を挟んで基本的に陸続きだ。強者はその深圳河の下に人一人がやっと通れるほどのトンネルを掘り、そこを使って密輸をしていたという。一昨年くらいまで、複数の逮捕者が出ているという話を聞いたことがある。

なぜ香港のものを大陸に密輸するのか?それは大陸は関税と増値税(≒消費税)が高く、そこを抜くことで大きな利ざやが生まれるからだ。そして逆に香港は殆どのものが無関税で消費税もない。だから中国で製造されたiPhoneが香港に運ばれて売られても大陸よりも安い価格で販売可能なわけで、それを更に大陸に運んで戻してもまだまだ利ざやが残るというわけだ。大陸では自国で作られているはずの製品が他国よりも高く販売されるため、税の安い国からの密輸や個人輸入が後を絶たないのはそのためなのだ。

事件と関係ないことが長くなってしまったが。。iPhoneは盗難しても足がつくので気をつけた方がいいという教訓だったような気がする。
オークションで盗難品を売っている人は、気をつけた方がいい。そしてオークションではできればiPhone本体は買わないこと!

記事は以上。

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