iPhone6sが2015年にバカ売れするとSAMSUNGが喜ぶ?

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風吹けば桶屋が儲かる。。Appleの製品が大売れするとその仇敵のSAMSUNGもホクホク。これまでもそうだったが、今年秋に販売予定の次世代iPhone、”iPhone6s(或いはiPhone7?)”もそんな話が実現しそうだ。

先週初め、著名なアナリストのMing-chi Kuoが投資者向けのレポートで、2015年のApple(アップル)の次世代iPhone、iPhone6sに使用されるとされている”A9チップ”のOEM製造をSAMSUNGとGlobalFoundriesが受注したとしており、TSMCは次世代iPadのA9Xを担当することになったという。また台湾の最新業界情報によれば、SAMSUNGとGlobalFoundriesは自社の14nm FinFETテクノロジーによって、AppleのA9チップの受注をとったという。

A9-chip

SAMSUNGは毎月30,000〜40,000枚の12インチのウェハーを生産し、AppleとSAMSUNGのモバイルデバイスの需要と供給を満たすという。SAMSUNGの次世代Exynosチップも同様に14nmプロセスを採用しているからだ。Appleの14nmテクノロジーのA9チップの製造では、GlobalFoundriesはいわばSAMSUNGのバックアップ的な存在で、毎月のウェハーの生産量は20,000〜30,000枚となるという。

また他の情報によれば、iPhone6のA8チップの100%を受注していたTSMCは、A9チップのSAMSUNGとGlobalFoundriesの受注の残りの30%を受注するといい、彼らが使用するのは16nm FinFETプロセスだという噂もある。

2014年4月、SAMSUNGとGlobalFoundriesは提携を発表し、協力して14nm FinFETプロセスを開発製造するとしていた。SAMSUNGは製造技術を開発し、それをGlobalFoundriesに提供するという形になっていたようだ。

画蛇添足

AppleはSAMSUNGと意匠などの特許裁判で骨肉の争いを繰り広げつつ、一方CPUやディスプレイ等の重要部品のサプライヤーとして非常に重要な相手でもあり、大変複雑な関係を築いている。

競争があるから製品や市場の発展がある。Appleは今後もイノベーションで市場を引っ張っていってほしいものだ。

記事は以上。

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