バカすぎて脱力!iPhone6のために二人のニート中国人が腎臓を売却未遂、強盗で逮捕

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中国では本当に何でも起こるんだな。。

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iPhone6を購入するために金がないので腎臓を売った人がいる(Reutersのニュース参照)、というトンデモ事件は、本場中国でも有名な話だが(iPhoneの新製品が発売されるたびに「腎臓を売る準備はいいですか?」という言葉がネットで飛び交うくらい)、今回のiPhone6でもご多分に漏れず、腎臓を売ろうとした人がいるようだ。しかも、二人も!

1人は陕西省出身、もう1人は湖北省出身だった。この2つの省は両方とも内陸部だ。彼らは1万元以上の借金をしており、更に新しくリリースされたiPhone6が買えないため、2人で福建省泉州に行って腎臓を売ることを決めた。
その結果、人に騙され、腎臓も売れず、お金も使い果たして、ナイフで強盗を働き、150元(約2,620円)を強奪したという。昨日(2014年10月21日)、豊澤刑偵大隊の警察が洛江区万安街道のネットカフェ(ネットバー)で顧と向という苗字の2人の容疑者を逮捕した。その後取り調べの供述で彼らがiPhone6を買うために腎臓を売ろうとしていたことがわかったという。

福建省泉州の警察によれば、10月11日午前2時過ぎに、1人のタクシー運転手より、2人組の若者に150元を強奪されたという通報があった。タクシー運転手によれば、大坪山トンネルを抜け、助手席に座っていた男が道を指示し、かなり辺鄙なところまで走らされた。乗客の要求で豊海路まで走ったところで、2人の若者の乗客が周囲に誰もいないことを確認して、突然スイカを切るナイフを取り出し、後部座席の真ん中に座っていた男がそのナイフを運転手の首に突きつけ、「強盗だ!」と叫んだ。

しかたなく、タクシー運転手は車を止め、当日の稼ぎの全てを強盗犯に渡した。2人は150元を取り、残りの数十元の細かい金は運転手に返した。そして2人は運転手に、彼らは泉州に来たばかりで、”お金を使い果たした、ちょっと使わせてもらう”と話したという。運転手の話によれば、2人はとても若く、旅行カバンを持っており、1人は髪を黄色く染めていたという。

監視カメラの映像によれば、この2人は大坪山トンネルでタクシーを降りた後、もう1台のタクシーを捕まえて洛江区万安街道まで逃走した。そして昨日午前2時、そこのネットカフェで、警察がこの2人を逮捕したという。

取り調べによると、警察はこの2人は湖北省から来た22歳の向という男と、陕西省から来た24歳の顧という男。そして2人とも泉州に来てまだ間もなかった。

2人の供述によれば、2人の家庭は裕福で、ただ就職しておらず、いわゆる親のすねかじりのニートだった。顧によれば、最近友人に1万元(約17万5千円)を借りているにもかかわらず、最近iPhone6がリリースされたので1台欲しくなり、以前他の人が腎臓を売ってiPhone6を買ったというニュースを見たのを思い出し、腎臓を売ってiPhone6を買おうと考え、ネットで腎臓を売れるところを探した。検索した結果、顧はQQ(チャットソフト)で、ある腎臓売却グループチャットを見つけて入り、あるバイヤーと繋がった。そのバイヤーと話し合った結果、腎臓を1つ4.5万元で売ることに決まった。バイヤーは福建省泉州にいるので、顧に泉州まで来て取引しようと持ちかけた。そして同じチャットグループ内で、同じく借金をしつつiPhone6を買いたい湖北省の向と知り合い、二人で泉州まで行って腎臓を売ることに決めたという。

顧と向は中国の新幹線(動車組)に乗って福建省泉州に着いた後、バイヤーと連絡をとった。しかしバイヤーはまず彼らと会うことを拒絶し、先に保証金と身体検査費を支払うよう要求した。顧と向はバイヤーにまず会うことを要求したが、バイヤーは”保証金を支払わないのに会うわけがないじゃないか!”と言い捨て、この時になって初めて、顧と向は騙されたことに気づいたという。

そして行き場のなくなった顧と向は数日経って全てのお金を使い切り、2人で相談して強盗してお金をとってやろうということになり、スイカ切り包丁を購入し、それを旅行カバンに隠し、タクシー強盗に及んだ。現在、この容疑者2人は豊澤警察で拘束されたままのもようだ。

画蛇添足:まじめに働け

結局このマヌケな2人組は、はるばる内陸から中国南東の海沿いの福建省というとんでもなく遠いところにまで行かされた挙げ句、そこでようやく騙されたことに気づき、腎臓も売れず、iPhone6も買えず、強盗に及んでばれてタイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ!!という何ともおバカな結果となったわけだ。

中国は人口が多いので、やっぱりしょうもないのも沢山いるなあ。。本気で腎臓を売ってiPhone6を買うとか、もう狂気の沙汰としか思えない。

しかし2人は保証金を払ったり、腎臓を取り出されたところで騙されたことに気づいたとかじゃなくてまだよかった。それから強盗したお金も少額でよかった(ここで何万元も強奪していたら一大事だ)。
それよりも新幹線に乗るお金があったというのも変だし、スイカ切り包丁を買う金があったというのもおかしな話。

裕福な家庭に育ったようで、恐らく一人っ子だったのだろう。とてつもなく甘やかされて育ってこうなったはずだ。
ここまで救いようがないと、社会復帰してもまともに働けないかもしれないが。。

しかし中国人をここまで虜にするiPhone6って逆にすごいな、と感じてしまう。
過去には腎臓だけではなく子供まで売る人もいた(産経新聞の記事参照)ということだ。

ここで書いて彼らに届くわけじゃないが。。悪いがiPhone6には自分の健康を損なったり、子供を売るほどの価値はないぞ。真面目に働いて買え!

もちろん中国人がみんなこんなバカじゃないというのは付け加えておきたい。とんでもなく優秀なのもいればとんでもなくバカもいる。その振れ幅が大きすぎるのだ。

記事は以上。

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