Appleが情報誤発信防止システムの特許を取得

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AppleInsiderの情報によると、
Apple(アップル)が米国の特許商標事務局の公布によって、
新特許を取得したことが判明した。
その新特許とはメッセージアプリの中でユーザ毎にインターフェイスを変えられるというもので、
つまりチャット画面の背景が参加者によって切り替わるというものだ。
この特許では、インターフェイス上でアプリが1対1のチャットやグループチャット上で、
どのように背景が切り替わるかということや、
どのように特殊なデータを利用して背景を生成するかまで詳細に記載されている。
(しかしいかにも白人が書くような漫画だな。。と思ったりする)

■1対1のチャットはこんな感じ
Apple_Patent_Message_background_1

■複数のグループチャットはこんな感じ
Apple_Patent_Message_background_2

まとめると、この特許は「連絡先のユーザによってインターフェイスを生成する方法」となる。
ユーザは連絡先について例えば1枚の写真を背景に指定することができ、
またその写真の明るさなどを調整して、チャット内容を読みやすくすることもできる。

これがグループチャットに用いられると、
連絡先を編集してあるユーザは非常に目立って表示され、
その他のユーザは灰色に表示されるなど、親密度が区別されることになる。
この特許には代替案もいくつか記述されており、
例えばカバーフローなどの方法によって連絡先の写真のサムネイルを表示し、
更に最近よく連絡する人を真ん中に配置して大きく表示したり、
アニメーション効果を使って強調するなどの方法もあるようだ。
またこの特許ではサードパーティーやデベロッパーによるAPIについても記述されており、
それによって新しいユーザインターフェイスをAppに取り込んだりすることができるようになるという。

この機能を使えば、
これまである程度無機質に連絡先や最近発信した履歴からメッセージやチャットをする相手を選んでいたのを、
より視覚的に認識することができるようになり、
それによって誤発信を防ごうというわけだ。

実際にどのようになるかはわからないし、
背景を変更できる機能はとっくのとうに他のチャットアプリ(例えばLineやWeChat、QQ等)でできるので、
今更新しい感じはせず、これで特許?という感じもあったりする。

もちろんこれがiOS8や次世代OS Xに採用されるかどうかもわからないが、
今後のAppleのより便利なアプリの開発をする姿勢には注目していきたい。

記事は以上。

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