米Samsungの前CEOがAppleのiPhone5が津波や台風のようだとしたメールが暴露される

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Apple(アップル)がSamsung(サムスン)を相手取り、
約22億米ドル(約2,200億円)もの賠償金を求める特許に関する訴訟を起こしたことは先日の記事にも書いたが、
数日前、Appleはその裁判の中で、
多くのSamsung内部から出されたメールの内容を証拠として暴露している。
(Appleがどのようにそれらのメールを手に入れたのかは謎だが。。笑)

その中の1つ、Samsung米国支社のCEOのDale Sohnが、
自身が出したあるメールの中で、
2012年に発売されたiPhone5は必ず処理しなければならない「津波レベル」の製品で、
会社としては対策グループを作ってこの製品が市場を席巻することのないように阻止しなければならないと述べていることがわかった。
SohnはこのメールをiPhone5が販売される3ヶ月前に書いており、
そして2013年8月にCEOを退いている。

2012-iphone5-gallery1

Sohnは2012年6月5日に、Samsungモバイル部門のトップであるJK Shin(申宗鈞)に宛てたメールで、
「あなたもご存じの通り、iPhone5が販売されたらマーケットでは必ず津波が起こるだろう。
iPhone5は9月か10月のうちに販売される。
CEOがくれた発展の方向としては、
我々は何らかの対策を施してこの台風の強度を弱めなければならない」
と書いていたのだ。

上記のメールはAppleが法廷で証拠として出したものだ。
Appleはこのメールを裁判長に示すことで、
SamsungがAppleの新製品の出現を非常に恐れていることを証明し、
Samsungが同じく法廷に提出している主張を弱めようという戦略らしい。

Appleがこのメールを提出する前に、
Samsung米国支社のCMO、Todd Pendleton(トッド・ペンドルトン)が法廷上で、
同社が「The Next Big Thing」運動の担当をしていたことを証言している。
また上記に挙げられたメール以外にも、
Appleは更にSohnが2011年10月4日にPedletonに宛てたメールも暴露している。
それはAppleが正にiPhone4sを発表したところというタイミングだった。
Sohnはメールの中で、
「あなたがとっくに気づいているように、我々はAppleと正面から対抗するわけにはいかない。
なぜなら彼らは我々の大きなお客様であるからだ。
我々はGoogleに助けを求め、Q4でApple製品よりももっと優秀なAndroid製品を出す運動をやってはどうか?」
と書いていたという。

個人的には私はAppleがスマートフォンという概念を作り出したのであり、
SamsungはただただAppleの安物劣化コピーを出しているだけで(しかも恥知らずなことにそんなに安くない)、
高いインセンティブと強引なごり押しの販売方法だけで市場シェアを保っているだけのパクリ会社にしか見えない(それを否定する方はぜひ私に納得できる理由を教えてもらいたい)。
そんな経営方針のSamsungに、Appleを超える製品が作れるわけがない。

毎回イノベーションを起こしてくるAppleの新製品は、
Samsungにとっては津波か台風のような衝撃を与えるものになるだろう。
なぜなら、SamsungはただAppleのパクりをしているだけなのだから。

記事は以上。

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