中国ロックアーティスト謝天笑、麻薬で逮捕

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本当に久々に中国ロックネタ。

中国ロックのアーティスト、謝天笑(Xie Tianxiao, シェ・ティエンシァオ)が麻薬(マリファナ)で逮捕されたというニュースが、
本日新浪微博(Sinaマイクロブログ)で駆け巡った。
自宅に3gのマリファナを隠し持っていたという。

・謝天笑
http://yaogun.com/artist/90beijing/xietianxiao.htm

・冷血動物(謝天笑がヴォーカルをやっているバンド)
http://yaogun.com/artist/album/coldblooded.htm

・関連日本語ニュース(ちょっと日本語変ですが)
http://jp.eastday.com/node2/home/xw/zg/userobject1ai57657.html

※天笑はModernSky(摩登天空)に移籍していたんですな。最近全然業界のこと知らなくて。

謝天笑は、
前職でマネージャーを勤めさせてもらったバンド(脳濁、BrainFailure)とよく同じフェスに出ていたり、
僕がFujiRockに2年連続招聘をしたアーティスト「Thin Man(痩人)」との確執があったり(悪いのは天笑側)、
友人が日本への招致をやったことがあったり、
僕とも何かと縁があるアーティストだった。

今となっては時効なので書いてしまってもいいとは思う。。
彼自身は中国の伝統楽器とロックをミクスチャーしたような結構いい音楽をやっていたのだが、
マネジメントがどうも。。だった。
特に周りからの不評をくらっていたのがZS氏。
この人は業界ではいろいろな意味で有名な人だが、
謝天笑のことを「中国ロックの教父(中国摇滚教父)」との売り文句をつけて勝手に祭り上げていた。
(彼は他の某レーベルのアーティストに訳の分からない偉そうな売り文句をつけて、
マスコミにリリースしていた。アーティスト本人たちが呆れるほど。)

しかし実は「中国ロックの本当の父」は間違いなく、
押しも押されぬ中国ロックの第一人者であるアーティスト、
崔健(Cui Jian, ツイ・ジエン)」だ。
そんなわけで、「中国ロックの教父が麻薬で逮捕」なんてニュースが出たら、
誰もが崔健が捕まったんじゃないかと勘違いすると思う。

BrainFailure(ブレインフェイラー)のマネジメントをしていたときは、
アーティストにそんな大袈裟な名前をつけるようなことは絶対やりたくなかった。
だってものすごくかっこ悪いじゃないですか。
そんなこと言わなくなって、お客さんはいたわけで。
そんなの自分で名乗らなくたって、実力があれば後から評価はついてくるはず。
そう信じて、くだらないマスコミに頼らないようにしてたのを思い出した。
結局それがまあ、よかったのか悪かったのかわからない。
少なくとも僕が思うロックバンドとしてかっこ悪いことは要求しなかったつもりだ。
ああ、どうでもいい話を思い出してしまった。

ともかく天笑が麻薬で捕まるなんてもったいない。
なんてことをしてしまったんだ。。
これでまた中国ロックの評判が悪くなってしまう。
お金を追い求めず、純粋に音楽をやっている人が大半なのにな。。
本当にもったいない。

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この記事を書いた人

xiaolong1216