海外で日本のテレビが見られる中国の”ihome”サービス停止騒動の現象と真相とは?NIPPON TVは問題なし!

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中国在住の友人やお客様から次々に報告が寄せられているところによると、BOXタイプの海外で日本のテレビが見られるサービスとして、特に中国全国で日本人向けにサービスを販売していた最大手の【ihome(アイホーム、i-home)】がサービスを停止し、ほとんどの代理店が一切連絡が取れなくなっているらしいいったい何が起こっているのか?その真相とは?まずは現象の整理と、そしてその裏側に迫ってみる。(※当記事公開日時:2016年12月1日、その後随時更新中)

ihomeが突然見られなくなった?起こっている現象の整理

中国に住んでいてihomeと契約している私の日本人の友人や、当ブログで代行しているNIPPON TV(ネットTVサービス)のお客様から、ihomeが突然見られなくなったことについて、以下のような現象になっていることが寄せられている

  • 11月に入ってから見られたり見られなかったりする現象が発生
  • ここ数日で、突然視聴期限が当日或いは過去の期日になり視聴できなくなった
  • STB(BOX)の表示に、以下のような表示がされて視聴できなくなる。
    ihome-TV_STB_NG_Nippon-TV
    ihome-TV_STB_NG_Nippon-TV_2 ihome-TV_STB_NG_Nippon-TV_3
    ihome-TV_STB_NG_Nippon-TV_4ihomeのBOXを立ち上げると、画面上に「中国の国家政策上の理由により、システムが整流を必要とするため、回復時間が決定されることに!喜ばせるために不便さを理解します!」というようなわけのわからない日本語で表示される

    中国語を何らかの翻訳機にかけたか、日本語が下手くそか日本語がわかっていない中国人が急いで翻訳したとしか思えない文章だ。。

    元の中国語文は“由于中国国家政策原因,系统需要整改,回复时间待定!给您带来的不便敬请谅解!(繁体字:由於中國國家政策原因,系統需要整改,恢復時間待定!給您帶來的不便敬請諒解!)”で、私小龍が翻訳すれば、「中国の国家の政策が原因で、システムの改修が必要となっています。復旧時間はまだ決まっていません。ご不便をおかけして申し訳ございません」

    ということで、どうして「喜ばせるため」になっちゃったのか。。

 

ihome代理店の対応:基本的には連絡が付かなくなり、夜逃げ

中国に無数にあるihome代理店の対応も様々だが、基本的には夜逃げ同然で連絡が付かなくなっているところが殆どのもようだ。以下の状況が実際に発生していると聞いている。

  • 電話が繋がらなくなっている
  • メールにも一切無反応
  • 代理店のWebsiteがクローズ
    例:
    http://www.jptv-cn.com/ :404 Not Found:リクエストされたのページが見あたりません(されたのページ、、というような書き方は日本語に慣れていない中国人が書く典型的な日本語。確信犯としか。。)
    http://www.ksjptv.com/ :网站维护当中。。。。。(Website工事中の意)→ドメイン期限切れ
    http://www.okjptv.com/ :网站维护当中。。。。。(Website工事中の意)

というのが殆どのパターンのもようだ。なお、良心的な代理店の場合は返金に応じたり、また他のサービスを紹介したりしているところもあるというが、それはごく少数のもようだ。

 

ihomeは大元が飛んでいる?すぐの復旧はほぼ無理?

真相を調べてみたところ、どうやら大元のihomeそのものが飛んでいる(代表者逮捕、代理店含め数十人規模の逮捕者や国外逃亡者が発生にまで発展)とのこと。またihome TVの以下の代理店サイト(https://tv-ihome.com/)では2〜3日で復旧とあるが、いつから2〜3日か不明な上、2〜3日で復旧することは不可能なもよう(実際復旧しなかった)。

ihome-TV_STB_NG_Nippon-TV

 

「中国の国家政策上の原因」、情報統制強化の犠牲に?

実はこんなニュースが11月17日にあった。産経ニュース「中国、ネット放送の情報統制強化か 民主派チャンネルなど81メディア摘発 7割の受像機が視聴不能に」を参照。

ということで、ihomeはどうやらBOXタイプのIPTV規制にひっかかったようで、それで摘発されたようだ。実際、ihome本体は代表を含め8人の逮捕者、そして代理店は数十人が逮捕されたり国外逃亡したりしているもよう。

 

ihome、中国華東地区で1万人のユーザを抱えていたことが判明

情報によると、ihomeは中国華東地区だけでも1万人のユーザを抱えていた最大手だったようだ。ということで被害は甚大になっている可能性がある。

 

ihomeだけでなく、他のサービスもテレビで視聴するタイプが視聴不能に

ihomeの他にも、以下のいくつかのサービスが視聴できなくなっているもようだ。

  • motto channel(サービス停止に関する説明はサイトでも一切なし)
  • FlashTVBox(現在ドメイン消滅)
  • JPnetTV
  • JPTV-LIVE
  • 忠基TV(何も表示されず)

 

ihome-tv.comは視聴対応障害対応ページを設置

2015/12/16現在、ihome-tv.comでは視聴障害対応ページを設置し、既存の顧客に対して無償でBOXタイプではないWindows版のみのアプリケーションによるネットTVサービスを提供しており、他代理店の人にも同様にWindows版のみのアプリケーションによる有料のネットTVサービスを提供している。

▼トップページ

ihome-tv

▼視聴障害対応ページ

ihome-TV-視聴障害対応

ちなみに上記のような代替サービスや、復旧後のサービスに関しても捜査の手が再度入るという情報もあるので要注意だ。

 

ihome難民の皆様へ。。

というわけで、ihomeが見られなくなってお困りの皆様へ。。。恐らく待ってももうihomeは復活しないと思われる。また、代理店によっては上記のように代替サービスを提供しているところもあるが、そこにも捜査の手が再度入って問題が起きる可能性があるという情報も入っている。

当ブログで代行を行っているネットTVの【NIPPON TV】はBOXタイプではなく純粋にネットTVタイプなので問題なく視聴可能だ。ということで、ihomeの代替手段として、【NIPPON TV】はいかがだろうか?

上記の通り、NIPPON TVにはihomeのようなBOXがないため(というよりBOXやUSBドングル等一切外部デバイスが必要ないため全て指先だけで操作が完了するタイプ)、テレビに映すにはWindows PCやMac、またはiPhoneやiPadをテレビに映すという一手間が必要になるが、今回の騒動の影響は受けていない。

小龍自身が1年以上様々なサービスを試して選び抜いた、高品質で安定して日本のテレビをご覧になれる、海外在住の日本人向けサービス【NIPPON TV】を試されてはいかがだろうか。

※ちなみに当方の代行しているNIPPON TVは上記のihome(i-home)やmotto channel、FlashTVBox、JPnetTV、JPTV-LIVE、忠基TV及び代理店とは一切関係がないため、ご質問をされてもお答えできないのでご了承ください。

記事は以上。

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